VPN 構成ごとのライセンス料金計算例
この Web ページでは、PacketiX VPN Server 2.0
Standard Edition または
Enterprise Edition を用いた様々な形態の
VPN を構成する際に必要な製品ライセンスおよび接続ライセンス数について説明しています。
- ここに掲載されている例は、VPN
を用いて構成することのできるネットワーク例のごく一部です。
PacketiX VPN 2.0 を活用することにより、様々なネットワーク構成を構築することができます。 より詳しい構築可能な VPN ネットワークの例については、VPN
ネットワークの構成手順および構成例をご覧ください。
計算例1 『リモートアクセス VPN』
下記のような製品ライセンスおよび接続ライセンスがあれば、どのような VPN が構築できるかを例示します。
ソフトウェアまたは接続ライセンス |
購入ライセンス数 |
金額 |
PacketiX VPN Server
Standard Edition |
1 ライセンス |
50,000 円 |
クライアント接続ライセンス |
5 ライセンス |
36,000 円 |
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合計 86,000 円 |
インターネット回線を経由して、LAN の外部に 5 台の VPN クライアントを設置することができます。
既存 LAN へのローカルブリッジは、製品ライセンスに含まれます。
外部の VPN クライアントからは、VPN ファイルサーバー自体や LAN 内の任意のクライアントとファイル共有をすることができます。
上図におけるすべての物理 LAN 側クライアント a ~ d、VPN クライアント A ~ E、及びサーバーが仮想 LAN で繋がります。物理 LAN 側のクライアント数に制限はありません。VPN クライアント側の同時接続は購入したライセンス数が上限となります。
計算例2 『拠点間接続 VPN』
純粋な拠点間接続 VPN
下記のような製品ライセンスおよび接続ライセンスがあれば、どのような VPN が構築できるかを例示します。
ソフトウェアまたは接続ライセンス |
購入ライセンス数 |
金額 |
PacketiX VPN Server
Standard Edition |
1 ライセンス |
50,000 円 |
PacketiX VPN Bridge |
無償 |
0 円 |
ブリッジ接続ライセンス |
1 ライセンス |
100,000 円 |
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合計 150,000 円 |
本店・支店間等の拠点を VPN で結ぶ場合、本店に PacketiX VPN Server
をインストールし、支店には PacketiX VPN Bridge をインストールしてブリッジ接続します。
次の図で、a ~ d、A ~ D のクライアント及び、それぞれのサーバーはすべて同一の仮想 LAN で繋がります。物理 LAN
に接続するクライアント数に制限はありません。
拠点間接続 VPN とリモートアクセス VPN の組み合わせ
下記のような製品ライセンスおよび接続ライセンスがあれば、どのような VPN が構築できるかを例示します。
ソフトウェアまたは接続ライセンス |
購入ライセンス数 |
金額 |
PacketiX VPN Server
Standard Edition |
1 ライセンス |
50,000 円 |
PacketiX VPN Bridge |
無償 |
0 円 |
ブリッジ接続ライセンス |
1 ライセンス |
100,000 円 |
クライアント接続ライセンス |
10 ライセンス |
64,000 円 |
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合計 214,000 円 |
拠点接続と同時に VPN
クライアントも利用する場合は、ブリッジ接続とクライアント接続の両方のライセンスをご購入ください。
次の図で、a ~ d、A ~ D 、1 ~ 10 のクライアント及び、それぞれのサーバーはすべて同一の仮想 LAN で繋がります。物理 LAN
に接続するクライアント数に制限はありません。
PacketiX VPN Bridge には VPN サーバー機能はありませんので、VPN
クライアントはすべてサーバーを設置した拠点へ接続することになります。
計算例3 『サーバー同士のブリッジ接続 (カスケード接続)』
拠点 A
ソフトウェアまたは接続ライセンス |
購入ライセンス数 |
金額 |
PacketiX VPN Server
Standard Edition |
1 ライセンス |
50,000 円 |
ブリッジ接続ライセンス |
1 ライセンス |
100,000 円 |
クライアント接続ライセンス |
5 ライセンス |
36,000 円 |
|
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合計 186,000 円 |
拠点 B
ソフトウェアまたは接続ライセンス |
購入ライセンス数 |
金額 |
PacketiX VPN Server
Standard Edition |
1 ライセンス |
50,000 円 |
クライアント接続ライセンス |
5 ライセンス |
36,000 円 |
|
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合計 86,000 円 |
拠点 A と拠点 B の合計
2 つの拠点間でそれぞれ VPN
サーバー&クライアント構成を構築し、サーバー同士をブリッジ接続することが可能です。
サーバー同士のブリッジは、片方が VPN
セッションにおけるクライアント側、もう片方がサーバー側として接続します。したがって、2拠点接続の場合ならブリッジ接続が1ライセンス必要になり、どちらか片方のサーバーライセンスに加算されます。
クライアント接続数は、それぞれのサーバー毎にご契約いただきますので合算しての割引とはなりません。
次の図で、a ~ d、A ~ D 、1 ~ 10 のクライアント及び、それぞれのサーバーはすべて同一の仮想 LAN で繋がります。物理 LAN
に接続するクライアント数に制限はありません。
計算例4 『Enterprise Edition によるクラスタリング (ロードバランシング)』
下記のような製品ライセンスおよび接続ライセンスがあれば、どのような VPN が構築できるかを例示します。
ソフトウェアまたは接続ライセンス |
購入ライセンス数 |
金額 |
PacketiX VPN Server
Enterprise Edition |
3 ライセンス |
270,000 円 |
クライアント接続ライセンス |
1,000 ライセンス |
3,200,000 円 |
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合計 3,470,000 円 |
同時に数千~数万単位の大量のユーザが同時に接続する可能性がある VPN サーバーを構築するには、負荷を分散するために
Enterprise Edition によるクラスタリングが必要となります。
その他の VPN 構築例
上記の例は、VPN
を用いて構成することのできるネットワーク例のごく一部です。 PacketiX VPN 2.0 を活用することにより、様々なネットワーク構成を構築することができます。 より詳しい構築可能な VPN ネットワークの例については、VPN
ネットワークの構成手順および構成例をご覧ください。
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