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ファイアウォールやプロキシサーバーを経由した VPN 接続
PacketiX VPN プロトコルは、VPN クライアントコンピュータと VPN
サーバーコンピュータとの間にプロキシサーバーやファイアウォールなどがある場合でも、ほとんどの場合で VPN
接続を確立することが可能なように設計されています。
ファイアウォールの通過
旧来の VPN プロトコル (L2TP/IPSec や PPTP など)
はファイアウォールを通過することができない場合が多くありますが、PacketiX VPN
プロトコルはほとんどの種類のファイアウォールを通過することができます。PacketiX VPN プロトコルは自分自身を TCP/IP
コネクションとして通信させ、かつ SSL で暗号化すると共に HTTPS (443 番ポート) を使用して通常の HTTPS
通信と同様のプロトコルシーケンスで通信を確立するため、ほとんどのファイアウォールはこれを HTTPS 通信として処理します。
直接 TCP/IP 接続
「直接 TCP/IP 接続」は、VPN クライアントコンピュータと VPN サーバーコンピュータとの間の IP 通信を行う際に、直接 IP
ルーティングのみで接続することができる環境である場合に使用します。たとえば、VPN クライアントコンピュータと VPN
サーバーコンピュータの両方がインターネットのグローバル IP アドレスに直接接続されている場合や、通常の NAT
や透過型ファイアウォールが間に存在する場合などは、直接 TCP/IP 接続を選択してください。
直接 TCP/IP 接続 |
HTTP プロキシサーバー経由接続
直接 TCP/IP 接続を使用することができない場合でも、HTTP プロキシサーバーを経由することによって VPN Server
に対して接続することができます。
HTTP プロキシサーバー経由接続 |
HTTP プロキシサーバーを経由することによって VPN Server に対して接続する場合は [HTTP プロキシサーバー経由接続]
を選択してから [プロキシサーバーの接続設定] ボタンをクリックし、必要項目を入力します。[プロキシサーバーの接続設定]
ダイアログで入力する項目について不明な点がある場合は、HTTP サーバーの管理者にお問い合わせください。
プロキシサーバー経由のための設定項目画面 |
CONNECT
メソッドに対応している標準的なプロキシサーバーを経由することができます。なお、プロキシサーバーによっては CONNECT
メソッドによる接続をポート番号 443 に対してのみ許可しているような場合があります。このような場合は、接続先 PacketiX
VPN Server のリスナーポートして事前に 443 番ポートを有効にしておき、そのポートに対して接続を試行してください
(デフォルトでは VPN Server は 443 番ポートを有効にしていますが、VPN Server
とは別のソフトウェアによって 443 番ポートが奪われてしまっている場合もありますのでご注意ください。詳しくは接続先 VPN
Server の管理者にお問い合わせください)。 |
SOCKS プロキシサーバー経由接続
直接 TCP/IP 接続を使用することができない場合でも、SOCKS プロキシサーバーを経由することによって VPN Server
に対して接続することができます。
SOCKS プロキシサーバー経由接続 |
SOCKS プロキシサーバーを経由することによって VPN Server に対して接続する場合は [SOCKS プロキシサーバー経由接続]
を選択してから [プロキシサーバーの接続設定] ボタンをクリックし、必要項目を入力します。[プロキシサーバーの接続設定]
ダイアログで入力する項目について不明な点がある場合は、SOCKS サーバーの管理者にお問い合わせください。
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