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SoftEther 開発日記
実験用仮想 HUB の面白さ (2003年12月18日)
実験用仮想 HUB である hub.softether.com には、だれでも接続することができる。
この HUB は、最初は考えもしなかった使い方をしている人が多いようである。たとえば net send
でメッセージを送受信し合ったり、共有されているプリンタに対して印刷してみたりする人もいる。
これまで、不特定多数の人々が 1 つの LAN に仮想的に接続して遊んでみた、といいような出来事は無かったように思われる。1 つの仮想
HUB に接続することは、1 つの物理的な HUB
に接続することと同様の状態であり、場合によっては危険性が伴うが、その危険性を上回る面白さがあるようである。接続したまま、3
日くらい接続中の人もいるようである。
仮想 HUB を経由して、インターネットにアクセスすることもできる。インターネット回線は 40Mbps くらいは余裕で出る回線なので、50
人くらいが接続していても、全員が同時にダウンロードしたりしなければ、回線自体がボトルルックになることはほとんど無い。
これまでの実験では、1 つの仮想 HUB には 10 人くらいしかつないでいなかったのだが、hub.softether.com
を公開したことにより、常時 30 人~200人くらい (よく変動する) の人が接続していて、大量のパケットを送受信しているようである。それでも
HUB のパフォーマンスはあまり落ちていないし、メモリリークも無く安定して動作している。
・・・ と思ったら、再接続要求が同時に大量に発生した場合にエラーが発生するバグを発見。最悪の場合 HUB
サービスが再起動してしまう。このバグは原因がはっきり分かったので、次回のリリース時に修正されます。
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