PacketiX VPN 2.0 Option Pack
PacketiX VPN 2.0 Option Pack は、PacketiX VPN 2.0 のソフトウェア (VPN Client
2.0 / VPN Server 2.0 / VPN Bridge 2.0) に対して新機能を追加するアップデートです。
Option Pack のライセンスを保有しているユーザーは、PacketiX VPN Server 2.0
に新しい機能が追加されるたびに、ソフトウェアをダウンロードしてアップデートするだけで、無償で最新の機能を自動的に利用できるようになります。
ほとんどの PacketiX VPN Server 2.0 Standard Edition および Enterprise Edition
のユーザーは、PacketiX VPN 2.0 Option Pack を無償で入手・使用していただけます。
体験版ライセンスにおける Option Pack 対応
(2006/08/25)
PacketiX VPN Server 2.0 の体験版ライセンスでも、Option Pack の機能をご利用いただけるようになりました。
PacketiX VPN 2.0 Option Pack の概要
PacketiX VPN 2.0 Option Pack は、PacketiX VPN 2.0 のソフトウェア (VPN Client
2.0 / VPN Server 2.0 / VPN Bridge 2.0) に対して新機能を追加するアップデートです。
Option Pack のライセンスを保有しているユーザーは、PacketiX VPN Server 2.0
に新しい機能が追加されるたびに、ソフトウェアをダウンロードしてアップデートするだけで、無償で最新の機能を自動的に利用できるようになります。
PacketiX VPN 2.0 Option Pack の入手方法
PacketiX VPN 2.0 Option Pack は、PacketiX VPN Server 2.0 の製品ライセンス
(Standard Edition または Enterprise Edition)
をお持ちの方が入手することができる、常に最新のソフトウェアの機能を利用することができる権利 (ライセンス)
です。具体的には、ライセンスキーが発行され、そのライセンスキーを入力することによって Option Pack の機能が利用できるようになります。
PacketiX VPN Server 2.0 Standard Edition および Enterprise Edition
をお使いのユーザー
ソフトイーサ株式会社は、PacketiX VPN 2.0 Option Pack
を多くのユーザーにお使いいただくため、原則として無償でライセンスを提供します (VPN Server の Standard Edition
または Enterprise Edition
をお持ちのユーザーで、かつソフトイーサ株式会社または販売パートナーが提供する保守サービスに加入されているエンドユーザーを前提とします)。
その他のユーザーは
Option Pack のライセンスを追加で購入することが可能かどうかは、販売パートナーにお問い合わせください。
PacketiX VPN Server 2.0 Carrier Edition をお使いのユーザー
ソフトイーサ株式会社は、PacketiX VPN 2.0 Carrier Edition をお使いのユーザーに対しても PacketiX
VPN 2.0 Option Pack のライセンスを無償で提供いたします。したがって、Carrier Edition
を使用してエンドユーザーに対して VPN サービスを提供される場合、エンドユーザーは Option Pack
によって実現される追加機能を使用することができます。
2006 年 8 月時点での新機能の一覧
PacketiX VPN 2.0 Option Pack の導入により、2005 年 12 月の PacketiX VPN 2.0
の最初のバージョン (ビルド 5080) の公開 / 発売以降に当社によって新たに開発された以下の新機能を利用することができるようになりました。
- VoIP / QoS 対応機能
VoIP
パケットなどの低遅延・低ジッタでの伝送が必要とされる通信パケットについて他パケットと比較して優先的に帯域確保・伝送する技術である「VoIP
/ QoS 対応機能」が利用できるようになります。
詳細は 「1.9.1 VoIP / QoS 対応機能とは」 を参照してください。
- syslog 送信機能
VPN Server 2.0 の VPN サーバー全体の管理ログ、または仮想 HUB
ごとのセキュリティログおよびパケットログの内容を、標準的なログ配信プロトコルである「syslog プロトコル」によって、外部の
syslog サーバー等に伝送することができるようになります。
従来は VPN Server 2.0 の各種ログはファイルとしてディスク上に記録されましたが、syslog
送信機能を利用することによって、複数のシステムを管理しているシステム管理者が、ログの管理を集約することができ、管理コストの削減が可能になるとともに、syslog
の受け側のソフトウェアにおいて、特定のログ内容が発生した場合にアラートを出すといった運用も可能となります。
詳細は 「3.3.17 syslog 送信機能」 を参照してください。
- 多重ログイン数制限機能
仮想 HUB
に登録するユーザーまたはグループごとにセキュリティポリシーとして、「多重ログイン制限数」を設定することができるようになります。これにより、同一のユーザー名のユーザーが仮想
HUB
に複数セッション接続しようとした場合、そのユーザー名による接続数が設定されている「多重ログイン制限数」以上である場合は、そのユーザー名による新たな接続が拒否されます。
従来のバージョンの VPN Server 2.0 では、1 つユーザーオブジェクトを作成すると、そのユーザーを使用して複数本の VPN
セッションを、複数台の VPN クライアントコンピュータから同時に確立することができました。しかし、たとえば社内ユーザーに対して 1
つずつ VPN 接続のためのアカウントを発行している場合において、同一人物が複数の場所から複数のコンピュータによって同時に VPN
接続を行うことができてしまい、管理上およびセキュリティ上の問題が発生することがありました。本機能により、VPN Server 2.0
のシステム管理者は、各ユーザーについて同時に接続することができる VPN セッション数を指定した本数 (通常は 1 本)
に限定することが可能となります。
詳細は 「3.5.9 セキュリティポリシー」 を参照してください。
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