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PacketiX VPN Server 2.0 Carrier Edition

インターネットサービスプロバイダや通信キャリア、Web ホスティング事業者などの通信事業者が、顧客のために VPN サーバーの機能をホスティングして提供する形態のオンラインサービスを運営するために最適化された PacketiX VPN Server 2.0 の製品エディションです。すべての機能を利用でき、また標準状態で事実上無制限の VPN 接続数を受け付けることができます。

ご注意 PacketiX VPN 2.0 Carrier Edition は現在開発中のソフトウェア製品 です。本ソフトウェアの仕様およびライセンス形態は現在では完全に確定しておりませんが、早期にソフトウェアの詳細についての情報をご提供するために本ページを開設しております。本 Web ページは、本ソフトウェアが完成した場合における想定されているソフトウェア構成および内容について記載されているものです。本ソフトウェアの仕様は予告無く変更される場合がありますので、予めご了承ください。 なお、現時点で Carrier Edition のライセンスを入手 (契約) していただくことはまだできませんが、詳細な情報をお問い合わせいただいた場合は、ソフトイーサ株式会社にて対応させていただきます。

 

Carrier Edition とは

エディション概要

「PacketiX VPN Server 2.0 Carrier Edition」は、「インターネットサービスプロバイダ」や「通信キャリア」、「Web ホスティング事業者」などの通信事業者が、顧客 (エンドユーザー) のために VPN サーバーの機能をホスティングして提供する形態のオンラインサービスを運営するために最適化された PacketiX VPN Server 2.0 の製品エディションです。

PacketiX VPN Server 2.0 Carrier Edition は PacketiX VPN Server 2.0 のすべての機能を利用でき、また標準状態で事実上無制限の VPN 接続数を受け付けることができます。接続ライセンスは必要ありません。

Carrier Edition を使用すると、「10.9 大規模な仮想 HUB ホスティングサービスの構築」 で示されているようなオンラインサービスを簡単にエンドユーザーに対して提供するというビジネスを開始することができます。

Carrier Edition はソフトイーサ株式会社またはその販売パートナーと契約を締結した通信事業者に対してのみ提供される特別なライセンスであり、一般のお客様が本ライセンスを購入いただくことはできません。

使用例

通信事業者・ISP のお客様の使用例
インターネットサービスプロバイダや通信キャリアなどのお客様は、PacketiX VPN 2.0 Carrier Edition を用いたオンラインサービスをエンドユーザーに対して提供することができます。PacketiX VPN 2.0 Carrier Edition は大量の同時接続セッション数や優れた管理性を備えており、ほとんどの想定される用途に適合させることができます。

パートナー認定について

PacketiX VPN Server 2.0 Carrier Edition を用いてオンラインサービスを提供されるインターネットサービスプロバイダ様や通信キャリア様について、希望される場合は、ソフトイーサ認定サービスプロバイダとして登録いたします。

 

Enterprise Edition との違い

PacketiX VPN Server 2.0 Carrier Edition は、Enterprise Edition と比較して、下記のような違いがあります。

  • Carrier Edition の動作には、接続ライセンス (クライアント接続ライセンス・ブリッジ接続ライセンス) の購入・登録が不要です。
  • サービスプロバイダが多数のエンドユーザー向けに VPN Server を使用した VPN サービスを提供する場合は、本来は多数の PacketiX VPN Server の製品ライセンスや接続ライセンスを購入する必要がありますが、Carrier Edition を購入 (契約) することにより、製品ライセンスや接続ライセンスを購入する必要がなくなり、極めて安価に PacketiX VPN Server の全性能を使用することができます。
  • ソフトイーサ株式会社または販売パートナーとの間で Carrier Edition の使用に関する契約を締結していただく必要があります。契約条件などはビジネスの形態によって異なりますが、実際の毎月ごとの VPN Server の利用量 (仮想 HUB の数や登録ユーザーの数など) の実績をもとにライセンス料を課金する形態となる場合が大半です。
  • クラスタを組んで複数台の VPN Server を稼動させることを前提としています。
  • 64 bit サーバー上での使用を前提としています (32 bit 版も提供されていますが、多数のエンドユーザーからの大量の VPN 接続を処理する際には、スケーラビリティの面から、推奨されていません)。
  • クラスタリング機能と共に SecureNAT 機能の「仮想 DHCP サーバー機能」が利用できます。これによりエンドユーザーの利便性が向上します。詳細は 「3.7.5 仮想 DHCP サーバー機能」 をご参照ください。
  • 「PacketiX VPN 2.0 Administration Pack」が付属し、エンドユーザーに対して簡易インストール機能や Web インストール機能を提供するカスタマイズされたインストーラを作成したり、独自にカスタマイズした VPN クライアントソフトウェアを作成したりすることもできます。詳細は 「1.3.22 PacketiX VPN 2.0 Administration Pack」 をご参照ください。
  • 標準で「PacketiX VPN 2.0 Option Pack」が付属します。詳細は 「1.3.21 PacketiX VPN 2.0 Option Pack」 をご参照ください。

 

32 bit 版と 64 bit 版

PacketiX VPN Server 2.0 Carrier Edition は、32 bit オペレーティングシステム上または 64 bit オペレーティングシステム上のどちらでも動作します。ただし、多量の VPN 接続を 1 台の VPN サーバーで処理するという性質上、64 bit オペレーティングシステム上での使用が推奨されています。

64 bit 環境のサポートについては、詳細は 「第12章 PacketiX VPN ソフトウェア仕様」 を参照してください。

 

 

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