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2007 年 10 月 24 日 (水)

ソフトイーサ株式会社 (茨城県つくば市)
代表取締役 会長 登 大遊


HTTPS 通信しか通さないモバイル回線でもすべてのプロトコルを利用可能

「MobileFree.jp VPN 実験サービス」を開始


 

 筑波大学発ベンチャー企業である ソフトイーサ株式会社 (代表取締役会長 登 大遊 / 本店所在地 茨城県つくば市) は、本日、「MobileFree.jp VPN 実験サービス」の提供を開始いたしましたので、お知らせいたします。

 「MobileFree.jp VPN 実験サービス」は、通常であれば HTTP / HTTPS 通信 (Web ページを閲覧する際に使用されるプロトコル) 程度のプロトコルしか通さず、他のプロトコルを使用することができないようなモバイル環境 (携帯電話のデータ通信サービス、無線 LAN サービス、その他) で、HTTPS トンネル上にレイヤ 2 VPN を構築する方法により、インターネット上のホストと任意の*1 TCP/IP ベースの通信プロトコルでの通信を可能にする、無償の、学術実験を目的としたサービスです。

 サービス提供に合わせて、mobilefree.jp ドメイン上で Web ページを新設いたしました。以下の URL には、本サービスの概要、使用方法、メリット、構成技術および Q & A が掲載されています。

 

 本日より、モバイル回線のユーザーであれば、どなたでも無償で本サービスを利用できます。本サービスは Windows 2000, XP, Server 2003 または Vista をインストールしたモバイル PC に専用の VPN クライアントソフトウェアをインストールするだけで、とても簡単に利用できるように設計されています。

 

図1: MobileFree.jp VPN 実験サービスによって得られるメリットを示した図

 

サービスの概要

 第三世代高速データ通信サービス (W-CDMA や HSDPA など)、無線 LAN サービス、ホテルのインターネット回線などの外出先でのモバイル環境では、通信可能なプロトコルがごく一部 (HTTP / HTTPS など) に制限されていることがあります。

 その結果、FTP、Messenger、Skype、テレビ電話、リモートデスクトップ、リモートアクセスツール、音楽や動画のストリーミングなどの多くの便利な通信プロトコルが利用できないことがあります。このような場合、高速なモバイル通信環境を十分に有効活用できないことになります。

 「MobileFree.jp VPN 実験サービス」を使用すると、とても簡単な手順で、インターネットへの自由なアクセスが確保されます。これにより、HTTP / HTTPS プロトコルさえ利用可能なモバイル回線があれば、ほぼすべての TCP/IP 上で動作するプロトコルを用いてインターネット上のコンピュータとの通信が可能になり、各種アプリケーションを利用して作業を行ったりマルチメディア・コンテンツを楽しんだりすることができます (図1)。

 

サービス提供の目的

 本サービスはソフトイーサが提供する非営利で学術的な実験を目的とした無償のサービスです。できるだけ多くのユーザー様にご利用いただくことにより、サービスを支えている PacketiX VPN 2.0 テクノロジーの安定性・性能およびセキュリティを評価するとともに、今後の技術的改良を図っていくことを目的としています。

 

PacketiX.NET セキュアインターネット実験サービスとの違い

2004 年 12 月 22 日 (水) から現在まで約 3 年弱の期間にわたって無償で稼動を続けている「PacketiX.NET セキュアインターネット実験サービス」(旧称: 「公開仮想 HUB 実験サービス」) と本サービスとは技術的に類似していますが、以下の点が異なります。

  • 「PacketiX.NET セキュアインターネット実験サービス」は主にブロードバンド環境 (FTTH など) のために最適化されていますが、本サービスは主に無線通信を用いた 64 Kbps ~ 数 Mbps 程度のモバイル回線環境のために最適化されています。
  • 本サービスで提供される専用の VPN クライアントソフトウェア (VPN Client Build 5360) では、以前のバージョンの VPN Client では通信が行えなかった一部のモバイル回線上で通信を行うことが可能となっています。

 

今後の予定

 ソフトイーサでは今後さらに斬新な実験的オンラインサービスを多数開発していく予定です。 なお、本実験サービス内の各サービスの実験実施期間は不定ですが、長期間にわたって無償で提供する予定です。将来的には、各サービスについて同等レベルの商用サービスが ISP や通信事業者等によって開始された後に、当該サービスの実験を終了する方針です。

 

より詳細な情報

 「MobileFree.jp VPN 実験サービス」に関するより詳細な情報およびファイルのダウンロードに関しましては、以下の URL からアクセスできます。


*1 一部のプロトコルは技術的制約により利用できない場合があるほか、スパムメールの送信防止のため、宛先ポート 25 番宛の TCP 通信は制限されています。

本件に関するお問い合わせ先
〒305-0031 茨城県つくば市吾妻2丁目8番地8 つくばシティアビル
ソフトイーサ株式会社 戦略推進室 広報担当 原 哲哉
電子メール : press-infosoftether.co.jp

 

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