2006年1月6日(金)
ソフトイーサ株式会社 (茨城県つくば市)
代表取締役 社長 登 大遊
SoftEther 1.0
ダウンロード配布とサポート終了を
2006年 1 月末日をもって実施いたします。
SoftEther 1.0 のダウンロード配布終了とサポート終了のお知らせ
SoftEther 1.0 ダウンロード配布とサポート終了を 2006年 1 月末日をもって実施いたします。
事由
- 最新版(PacketiX VPN
2.0)と比較し、設計上の問題によるいくつかの不具合や機能的な不足が目立ち、ユーザーの皆様のご不満を必ずしも解消できないケースが多く見受けられること。
[不具合の例]
・長期間使用していると、メモリ使用量が増加し動作が不安定になったり、サービスがエラーで終了したりする。
・短時間で大量の接続要求がある場合、動作が不安定になったり、 サービスがエラーで終了したりする。
・通信速度が遅い。
・仮想 LAN カードの自動再接続機能を使用しているが、途中で自動再接続が停止してしまうことがある。
- 前述 1 における、旧バージョンの古い内部アーキテクチャに起因する問題は、新バージョン PacketiX VPN 2.0
で修正されていること。
- 旧バージョンでは、日々進化する IT 業界のインフラ、VPN
の普及、利用環境の複雑化に対応することが困難であること。その結果、利用者のニーズにお応えできなくなることが予測されるため、現時点で旧バージョンの役目は終了したと考えるのが妥当であること。
- 複数のバージョンのサポートが、難しくなったこと。
- 新バージョン PacketiX VPN 2.0
を発売開始するにあたり、旧バージョンから著作権・使用条件を改定した結果、多くの利用者の混乱と誤解を招いていると思われること。
- PacketiX VPN 2.0
の更なる開発のためには、商用ベースでの利潤追求が最重要課題であることに対して、旧バージョンの無償ダウンロード配布が必ずしも追い風とはなっていないこと。
無償ダウンロードの終了後も、引き続き SoftEther 1.0 のご利用は可能ですが、今後、 PacketiX VPN 2.0
には存在しない SoftEther 1.0 特有のバグに対する修正作業や、技術サポートはおこないませんので、ご理解賜りますようお願いいたします。
なお、弊社では、2005 年 12 月 28 日より、PacketiX VPN 2.0 の体験版、および Free Edition
のライセンスの即時発行を開始いたしました。これらのライセンスの取得は無償です。
PacketiX VPN 2.0 の前身である SoftEther は、情報処理振興事業協会(IPA)が主催した「平成 15
年度未踏ソフトウェア創造事業・未踏ユース部門」に採択され、登 大遊 (のぼり だいゆう)の開発により誕生しましたが、新バージョン
PacketiX VPN 2.0 の開発にあたっては、内部構造を新たに設計し直し、前バージョンの SoftEther 1.0
とは、全く異なったソースコードツリーを用いたプログラムを実装しております。
その結果、前バージョンの SoftEther 1.0
と比較して、安定性、拡張性、移植性などが飛躍的に高まり、多数の次世代最新機能が搭載されています。
PacketiX VPN 2.0 は、現存する VPN
システムのなかでも、とりわけ自由度が高く、しかも高度なセキュリティ機能を搭載する次世代 VPN プラットホームです。
また、2004 年 12 月 16 日の SoftEther VPN 2.0(※)Beta 1 の発表から、計 6
回のバージョンアップを実施して経過したこの 1 年間で、延べダウンロード件数は 100 万件を突破しております。
※SoftEther VPN 2.0 は 2005 年 11 月 17 日より PacketiX VPN 2.0 と改称しました。
本件に関するお問い合わせ先は下記までお願いいたします。
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