2005年12月16日(金)
ソフトイーサVPN株式会社 (東京都千代田区)
代表取締役 中村 満
ソフトイーサ株式会社 (茨城県つくば市)
代表取締役 社長 登 大遊
高い自由度と、高度なセキュリティ機能を実装した
次世代 VPN システム
「PacketiX VPN 2.0」
12月16日 (金) より製品版の販売を開始
PacketiX VPN 2.0 とは
ソフトイーサVPN株式会社は、ソフトイーサ株式会社が開発した次世代 VPN(Virtual Private
Network)システム「PacketiX VPN 2.0」の製品版の販売を開始いたしました。
本製品の提供する仮想ネットワークにより、離れた場所にあるコンピュータやネットワーク同士を、暗号化されたカプセル化通信により接続でき、途中にファイアウォール・プロキシ・NAT
などの既存の物理ネットワークが存在する場合でも、拠点間の VPN の構築が困難な環境下でも、それらの障壁を回避して安全で確実な VPN
を構築することが可能となります。
PacketiX VPN 2.0 の前身である SoftEther は、情報処理振興事業協会(IPA)が主催した「平成 15
年度未踏ソフトウェア創造事業・未踏ユース部門」に採択され、登 大遊 (のぼり だいゆう)の開発により誕生しましたが、この PacketiX
VPN 2.0 の開発にあたっては、内部構造を一から慎重に設計し直し、全く異なったソースコードツリーを用いたプログラムを実装しております。
その結果、SoftEther と比較して安定性、拡張性、移植性などが飛躍的に高まり、多数の次世代最新機能が搭載されました。
2004年12月16日の SoftEther VPN 2.0(※)Beta 1
の発表から、計6回のバージョンアップを実施して経過したこの1年間で、延べダウンロード件数は100万件を突破しております。
※「SoftEther VPN 2.0」は2005年11月17日をもって「PacketiX VPN 2.0」と名称を改めました。
PacketiX VPN 2.0
は、現存するVPNシステムのなかでも、とりわけ自由度が高く、しかも高度なセキュリティ機能を搭載する「次世代VPNシステム」です。
ソフトイーサVPN株式会社は、ソフトイーサ株式会社の契約・販売窓口として、安全確実、かつ自由なネットワークシステム構築ツールを、より多くの方に提案してまいります。
皆様におかれましては,今後とも「PacketiX」に末永い御支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
製品構成
A)製品ライセンス
- PacketiX VPN Server Standard Edition …クラスタリング機能のない製品。
- PacketiX VPN Server Enterprise Edition
…クラスタリング機能を含めた全機能が使用可能な製品。
B) 接続ライセンス
- クライアント接続ライセンス …PacketiX VPN Client
から普通の接続を受けた1つのVPNセッションに対して1つ消費されるライセンス。
- ブリッジ接続ライセンス …PacketiX VPN Client からブリッジモードで接続を受けた場合、または PacketiX
VPN Server / PacketiX VPN Bridge の別の仮想 HUB
から接続を受けた場合の、1つのVPNセッションに対して1つ消費されるライセンス。
※ 本製品は、A)製品ライセンス、B)接続ライセンスの双方を必要とします。
その他、詳細につきましては、下記 WEB サイトをご確認ください。
http://us.softether.co.jp/sales/products/
製品ラインナップ
製品版 |
商用および非商用目的で利用可能
製品ライセンスと接続ライセンスを組み合わせ、ご利用になる環境に応じてカスタマイズをおこなうことのできる商品です。
価格等詳細につきましては、下記 WEB サイトをご確認ください。
「ご購入(お見積り・価格表」 http://us.softether.co.jp/sales/order/ |
SOHO 版 |
(PacketiX VPN Server SOHO
Edition)
商用および非商用目的で利用可能
小規模事業者、個人向けに特化した商品です。
ご購入には、オンラインのクレジット決済をご利用いただけます。
内容 |
PacketiX VPN Server
Standard Edition ×1ライセンス
クライアント接続ライセンス ×3ライセンス |
価格 |
税込 19,950円 (消費税 950円) |
内容詳細、ご購入につきましては、下記 WEB サイトをご確認ください。
「SOHO Edition」
http://us.softether.co.jp/sales/soho/ |
体験版 / Trial ライセンス |
商用および非商用目的で利用可能
製品版、SOHO版のご購入前に、30日間無償で利用できる体験版です。
利用できるクライアント接続数、ブリッジ接続数に制限はございません。
※原則、1組織(1部署)につき、一度限りの発行とさせていただきます。
その他、詳細につきましては、下記 WEB サイトをご確認ください。
「Trial ライセンス」
http://us.softether.co.jp/sales/trial/ |
Free 版 |
非商用目的の利用(個人ユーザ)に限定
12/24(土)を目処に配布を開始する予定です。業務目的ではご使用になれません。
※ご利用にはユーザ登録が必要です。また、60 日間毎に Web 上での個人利用規定への同意とキー発行が必要です。 |
その他 ソフトイーサ VPN 株式会社では、今後十分なセキュリティを確保した OEM
ビジネスの展開や、PacketiXの技術を組み込んだハードウェアやソフトウェアの販売を推進してまいります。 |
対応OS (2005年12月現在、下記以外にも順次対応予定)
・ VPN Server 2.0
・ VPN Bridge 2.0 |
Windows 2000 Professional / Server
/ Advanced Server
Windows XP Professional / XP Tablet PC Edition / XP Media Center
Edition
Windows Server 2003 Standard Edition / Server 2003 Enterprise
Edition
Red Hat Linux Advanced Server 4 / Red Hat Linux Enterprise
Server 4
Turbolinux 10 Server
※Turbolinux 10 Server については、アップデートサービスにて
カーネルのバージョンを「Kernel 2.6.8-5」以降にアップデート時のみ保証。
※Red Hat Linux AS4 / ES4 については、Red Hat Network にて
カーネルのバージョンを「Kernel 2.6.9-22」以降にアップデート時のみ保証。 |
・ VPN Client 2.0 |
Windows 2000 Professional / Server
/ Advanced Server
Windows XP Professional / XP Home Edition / XP Tablet PC Edition
/XP Media Center Edition
Windows Server 2003 Standard Edition / Server 2003 Enterprise
Edition |
PacketiX VPN 2.0 の主な特徴
ファイアウォール、NAT越え
PacketiX VPN 2.0による通信プロトコル「PacketiX VPN
2.0プロトコル」は、既存のファイアウォールやプロキシサーバ、NATの大半を通過することができます。従ってシステム管理者はファイアウォールに穴を開けるような危険なことをせずに、簡単かつ安全に遠隔地のLAN同士を接続することができます。アプリケーションを特別にカスタマイズする必要もありません。
また、ネットワーク上の障壁にあわせ、直接的なTCP/IP接続の他、プロキシサーバ経由、SSHサーバ経由、SOCKSサーバ経由、等の接続方法を選択することができ、拠点間接続とリモートアクセスのいずれも可能です。
さらに、Layer-2(イーサネット)を仮想化することで、どのようなネットワークアプリケーションも使用することができます。
IPsec-VPN、SSL-VPNにおけるデメリットを克服
これまでの Internet VPN では、IPsec-VPN、SSL-VPN
のどちらかを使い分けることでそれぞれの異なるメリット/デメリットを克服するという方法が主流でした。これら双方のメリットを兼ね備えながら、設定の複雑性・アプリケーションの制限・利用機器の相性問題等のデメリットを克服したのが
PacketiX VPN 2.0 です。
高速なスループット
VPNトンネリング通信のスループットで実測値710Mbps以上(※)の処理能力を達成しております。
※暗号化なしの場合のスループット実測値。(CPU:Intel Pentium4 HT 2.8 GHz / LAN:Intel
PRO/1000MT / OS :Windows Server 2003)
高度なセキュリティ
さまざまな暗号化・サーバ認証、ユーザ認証により安全なVPN通信が可能で、ハードウェアセキュリティトークン(ICカードやUSBキー等のセキュリティデバイス)にも対応(PKCS#11
規格)しております。
また、ユーザやグループ毎のセキュリティポリシー設定機能により、システム管理者は各ユーザ、またはグループのVPN内における通信可能な内容を細かく設定することが可能です。
容易な導入・運用と安定した動作
「純国産」の PacketiX VPN 2.0
は「マニュアル」「管理ツール」「運用ログ」すべて日本語で構成されています。特に接続マネージャや管理ツール等のGUI化により、導入、運用が大変容易ですので、安定性を重視したVPNソリューションを構築できます。
大規模環境への対応
クラスタリング機能により、複数台の VPN Server を 1つの VPN クラスタとして構成することで、ユーザからは
1つのシステムとして見えるようになります。
クラスタへの接続セッションをロードバランシングしたり、特定ノードと通信中にそのノードがダウンした場合は、自動的に別のノードに処理を引き継がせるフォールトトレランスをおこなうことが可能で、ISPをはじめとする大規模ネットワークや基幹ネットワークでの運用、大規模環境の構築を実現しました。
名称「PacketiX」の由来
「PacketiX」は、データの最小単位である「Packet」と、インターネット上の大規模な相互接続ポイントを意味する「IX(Internet-eXchange)」を組み合わせた造語で、「通信量の増大に対応可能な信頼性のあるソフトウェア」の意味が込められています。
ソフトイーサ株式会社は、「PacketiX」ブランドのネットワーク系ソフトウェアを、今後も提供し続けてまいります。
本件に関するお問い合わせ先は下記までお願いいたします。
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