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トップページ 報道発表資料一覧 "SoftEther VPN 2.0 ベータ 3" を公開Select Language:

 

2005年05月17日(火)

ソフトイーサ株式会社 (茨城県つくば市)
代表取締役 社長 登 大遊


VPN クライアントが Windows 98, Me をサポート、その他多数の改良

"SoftEther VPN 2.0 ベータ 3" を公開



 筑波大学発ベンチャー企業である ソフトイーサ株式会社 (代表取締役 登 大遊/本店所在地 茨城県つくば市) は、SoftEther VPN ソフトウェアの 次期バージョンである「SoftEther VPN 2.0」の新しいベータ版である Beta 3 の無償ダウンロードを、下記 URL の Web サイトにて開始いたしました。

 SoftEther VPN 2.0 は、IPA 平成15年度未踏ソフトウェア創造事業 未踏ユース部門にて 登 大遊 が開発した SoftEther 1.0 の後継版となるソフトウェアであり、三菱マテリアル株式会社、筑波大学などを始めとする機関 / 個人の方々のご協力・ご支援を得て開発されているものです。今回公開させていただいた Beta 3 は、開発中の新しいビルド (Build 4200) です。

 なお、Beta 3 における機能拡張・改良点に関する詳細な解説は、以下の URL に掲載されています: https://www2.softether.jp/jp/vpn2/beta3.aspx

 

 

ビジネスシヨウ TOKYO 2005 / IPAX 2005 に
最新版の SoftEther VPN 2.0 Beta 3 を展示!

SoftEther VPN 2.0 Beta 3 を使用したデモ展示を
『ビジネスシヨウ TOKYO 2005 / IPAX 2005』で出展予定

 ソフトイーサ株式会社は、5月18日(水) ~ 5月20日(金) の期間中、東京ビッグサイトで開催される『ビジネスシヨウ TOKYO 2005 / IPAX 2005』において、SoftEther VPN 2.0 Beta 3 の高度な機能と高い VPN 通信処理能力を最大限に生かしたデモンストレーションを展示する予定です。

 本デモンストレーションにおきまして、SoftEther VPN 2.0 を経由して合計約 160Mbps 以上のマルチメディアデータをリアルタイムで伝送するデモを行い、VPN Server 2.0 に最大限に負荷をかけた状態で十分な VPN データ転送処理能力があることを実証いたします。

 また、SoftEther VPN の開発者である 登 大遊 によるプレゼンテーションおよびパネル・ディスカッションも行う予定となっております。

 SoftEther VPN 2.0 にご興味をお持ちの方は、ぜひ東京ビッグサイト内 ビジネスシヨウ TOKYO 2005 / IPAX 2005 における SoftEther VPN の展示ブースまでお越しください。

 展示会および展示内容の詳細な案内は、下記の URL にございます:

 https://www2.softether.jp/jp/events/

 

 

 

- 主な変更点 -

 

クライアントの Windows 98 Second Edition, Windows Me への対応

 SoftEther VPN Server 2.0 Beta 3 では、SoftEther VPN Client 2.0 (仮想 LAN カード) が Windows 98 SE および Windows ME に対応しました。

 従来のバージョンの SoftEther のクライアント機能 (仮想 LAN カード) は、Windows 2000 以降の Windows NT 系 OS のみに対応しており、Windows 9x 系 OS に対応していませんでした。
 ソフトイーサ株式会社では、Windows 98 SE 以降で使用可能な SoftEther VPN 仮想 LAN カードの開発を行い、SoftEther VPN Client 2.0 の Windows 98 SE およぴ Windows ME 対応版をリリースいたしました。


 

 

SoftEther VPN Server 2.0 のサービスモードでの実行

  SoftEther VPN Server 2.0 の Beta 2 およびそれ以前では、Windows 9x 系 OS にサーバーをインストールする場合、サーバー プロセスは /usermode コマンドライン引数スイッチを付けて一般のアプリケーションと同様に起動し常駐させる必要がありましたが、Beta 3 では Windows 2000 以降と同様にバックグラウンドで稼動するモード (サービスモード) で動作させることができるようになりました。

 これにより、Windows 9x 系 OS でユーザーがログオンする前でも VPN Server 機能が稼動するようになります。Windows 9x 上でも「ローカル ブリッジ機能」を使用可能ですので、Windows 9x ベースの古いコンピュータシステムを SoftEther VPN Server 2.0 として有効活用することが可能です。
 

 

仮想 HUB 内の MAC アドレステーブル検索処理の高速化

 仮想 HUB 内の MAC アドレステーブルの検索およびテーブル生成アルゴリズムが最適化され、処理速度が高速になりました。また、従来最大 10,000 件であった MAC アドレステーブルのエントリ数を、最大 65,536 件に増加させました。

 

ローカル ブリッジモードでの大幅な高速化

 SoftEther VPN Server 2.0 のローカル ブリッジ機能による仮想 MAC フレームの処理能力がアルゴリズムの改良により大幅に高速化されました。これにより、最良の環境で従来の約 6 倍程度の効率で仮想ネットワークと物理的な LAN との間で MAC フレームを相互に伝送することができるようになりました。

 

仮想 HUB 間カスケード接続時のサーバー証明書の検証が可能に

  SoftEther VPN Server 2.0 Beta 3 では、仮想 HUB と別のサーバー上で動作する仮想 HUB との間をカスケード接続する場合において、接続先の VPN Server 2.0 の提示する SSL 証明書の信頼性を検証することができるようになりました。これにより、SoftEther VPN Client 2.0 のサーバー証明書検証機能と同様に、接続先の VPN Server 2.0 の正当性を確認することができ、中間攻撃などのセキュリティ侵害を未然に防ぐことが可能です。
 

ログ ファイルの自動圧縮 / 削除機能

 SoftEther VPN Server 2.0 は、サーバーの仮想 HUB 内を流れるすべてのパケットに関してテキスト ログに保存することが可能ですが、多くのパケットのログを保存した場合はハードディスクの空き容量がログファイルによって圧迫され、そのまま放置しておくと最終的には空き容量がほとんど無くなってしまうという問題がありました。
SoftEther VPN Server 2.0 Beta 3 では、システム管理者が予め指定した容量 (デフォルトでは 1.0 MB) よりもディスクの空き容量が減少した場合、自動的に古いログファイルから順番に削除することができるようになりました。また、削除を開始する空き容量の最大サイズについては、設定ファイル (vpn_server.config) で自由に設定できるようになりました。
さらに、ログ ファイルの保存先ディスクが NTFS ファイルシステムの場合、自動的にテキスト ファイルの圧縮効率が高いアルゴリズムでデータ圧縮されるようになりました。
 

 

今後の SoftEther VPN 2.0 開発スケジュールについて

 ソフトイーサ株式会社では、現在 SoftEther VPN 2.0 の Linux、FreeBSD、Solaris、および MacOS X 版等の UNIX 系オペレーティングシステム版の開発を行っております。この開発作業に伴い、VPN Client および VPN Server を GUI システムが無い環境においてもコマンドラインから設定することができる、共通のコマンドライン設定ツールの開発を行っており、この開発作業に時間がかかっております。UNIX 版 SoftEther VPN 2.0 にご期待いただいているユーザーの皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。

 

 



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