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2003年12月17日(水)

筑波大学第三学群情報学類
登 大遊


制限の多いネットワーク上でも自由に仮想ネットワークを構築することができる、
新しい VPN システム

『SoftEther』のダウンロードを開始


 

 登 大遊 (Daiyuu Nobori, 筑波大学第三学群情報学類所属) は、IPA (情報処理振興事業協会) が主催する平成15年度未踏ソフトウェア創造事業 未踏ユース部門 (以下、未踏ソフト) に採択された開発プロジェクトである、『イーサネットのソフトウェア実装とトンネリングシステムの開発』 の開発途中成果となるソフトウェアである、仮想ネットワーク構築・通信ソフトウェア『SoftEther』(ソフトイーサ) のダウンロードを 12月17日(水) 午前 0 時より開始いたしました。

ダウンロードは、以下のアドレスから可能です。

https://www2.softether.jp/jp/download/
 

SoftEther の発表に関するニュースリリースは、以下のアドレスをご参照ください。

https://www2.softether.jp/jp/news/031215.aspx

 

SoftEther ソフトウェアの概要

 "SoftEther" とは、"Software Ethernet" (ソフトウェア的なイーサネット) の略語です。Ethernet は現在ほとんどの LAN で利用されている通信方式であり、これをソフトウェア的にエミュレートすることにより仮想ネットワーク (VPN) を構築することが可能です。現在、SoftEther ソフトウェアは Windows 2000、Windows XP、Windows Server 2003 に対応しています。

 

SoftEther はフリーソフトウェアです

 開発者である 登 大遊 は、SoftEther をフリーソフトウェアとして広く公開します。SoftEther のダウンロードは、www.softether.com 上で2003年12月17日(水)の午前0時から開始されました。

 今回、公開された SoftEther は開発途中のバージョンである Ver 0.30 (ベータ 1) です。登 大遊 は、今後ユーザーからのバグ報告やフィードバックに基づいて SoftEther を改良し、随時バージョンアップを行う予定です。

 

SoftEther.co.jp での実験用匿名仮想 HUB の提供

 登 大遊 は、SoftEther の使用方法や特徴をユーザーの皆様に体験していただくため、期間限定で、誰でも自由に接続して利用することができる「実験用匿名仮想 HUB」を提供します。
 SoftEther 仮想 LAN カードをインストールしたコンピュータからこの仮想 HUB に接続すると、自動的に仮想 LAN カードに DHCP によって IP アドレスが割り当てられ、また仮想 LAN カード側にデフォルト ゲートウェイが設定されるため、仮想ネットワークを経由してインターネットにアクセスすることができるようになります。
 「実験用匿名仮想 HUB」について、詳しくは https://www2.softether.jp/jp/hub/ を参照してください。

 

SoftEther の概要とオンライン マニュアル

SoftEther の概要については、https://www2.softether.jp/jp/overview/ を参照してください。SoftEther のオンライン マニュアルは、https://www2.softether.jp/jp/manual/ からすべて閲覧することができます。

 

SoftEther の利用方法

SoftEther を使うことにより、以下のようなことが自由にできるようになります。

  • SoftEther は、その名の通り、「ソフトウェア的なイーサネット (Ethernet)」の略です。
    ソフトウェア的に仮想スイッチング HUB と仮想 LAN カードを実現し、仮想スイッチング HUB と複数の仮想 LAN カードの間を TCP/IP ベースの通信によって接続することにより、同一の仮想 HUB に接続したコンピュータ同士が自由に通信できるようになります。
  • TCP/IP ネットワーク上に仮想の LAN を構築し、通信することができます。
  • SoftEther によって構築できる仮想 LAN と、既存の物理的な LAN (Ethernet ネットワーク) をブリッジ接続することができます。これにより、すべてのコンピュータに SoftEther 仮想 LAN カードをインストールしなくても、仮想ネットワークに参加させることが可能になります。
  • いわゆる VPN (Virtual Private Network) を形成することができます。ただし、従来の VPN のプロトコルを使うことができなかったネットワーク環境 (企業内ファイアウォールやプロキシ サーバー、NAT などが存在している環境) でも SoftEther を使うと自由に VPN を組むことができます。
  • 離れた場所にある 2 台以上のコンピュータや、ネットワーク (LAN) 同士を簡単に接続し、完全に自由に通信することができます。
  • 数百キロメートル離れた 2 地点の物理的な LAN の HUB 同士を、仮想的な LAN ケーブルによってカスケード接続 (ブリッジ) することができます。
  • SoftEther を使用して仮想ネットワークを構築し通信する際に、ネットワークのシステム管理者による特別な許可・設定が不要です。SoftEther の通信は、ほとんどの NAT、ファイアウォール、プロキシ サーバーを通過することが可能です。
  • SoftEther 仮想 LAN カードは、デバイスドライバとして実装されており、コンピュータにインストールされます。そのため、OS (Windows) やネットワーク アプリケーションからは、一般的な物理的 LAN カードと全く同様に認識されるため、透過的に (全く意識することなく) すべての通信を行うことができます。
  • SoftEther 仮想 HUB は、一般的な 100Base-TX スイッチング HUB を忠実にエミュレートしており、仮想ネットワークに接続したコンピュータは物理的な LAN に接続しているのと同様に認識できます。
  • SoftEther 仮想 HUB には、パケットを Layer-3 レベル以上で認識可能な高度なセキュリティ 機能が搭載されており、各ユーザーごとに設定したパケット フィルタリング ポリシーを設定することができます。これにより、危険なパケットが SoftEther 仮想ネットワーク内を流れるのを防止することができます。
    また、仮想 HUB を通過したすべてのパケットについて、完全なログをとることができます。
  • SoftEther 仮想 HUB は、1 つのインスタンスで最大 256 台のネットワーク的に分離された仮想 HUB として稼動します。ユーザーごとに接続する仮想 HUB の HUB ID を設定することにより、HUB を分離します。

 

SoftEther の活用方法

SoftEther の具体的な活用方法については、https://www2.softether.jp/jp/showcase/ を参照してください。

 



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