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ファイルサーバーや DB サーバーなどの
システムを本社に集中設置する - イーサ専用線活用例

複数の事業所がある企業様は、各事業所にファイルサーバーやデータベースサーバー等の大容量データを扱うサーバーを設置されていることが多くあります。これは、途中の WAN 回線が低速であるためです。HardEther は高速・低遅延のギガビットイーサネット接続サービスであるため、すべての拠点を、ほとんど LAN の内部と変わらない程度の高速な 1Gbps イーサネットで接続することができます。これにより、すべてのファイルサーバーやデータベースサーバー等を本社やデータセンター等の 1 箇所に集約させ、管理コストを大幅に削減するとともに、セキュリティの向上も実現できます。

 

ファイルサーバーや DB サーバーの分散配置

ファイルサーバーやデータベースサーバーには、大量のデータが格納されています。また、クライアント PC は、Windows のファイル共有クライアント機能や、専用の業務アプリケーション等で、頻繁にこれらのサーバーにアクセスすることとなります。

 

分散配置 (WAN 回線が低速な場合)

複数の事業所がある企業の場合、各事業所の社員のために、サーバー等を各事業所に分散して配置することが多いのが現状です。

これは、事業所間を接続する WAN 回線 (フレームリレーや IP-VPN 等) が低速かつ通信遅延が大きいため、仮に本社にすべてのサーバーを集約した場合は、各事業所の社員がそれらのサーバーにアクセスする際の体感速度が低下したり、ファイルコピー等の速度が数 10 分の 1 程度になってしまったりする問題があるためです。そこで、多くの企業では、サーバー等を各事業所に分散して配置しています。

 

 

しかし、分散配置には以下のような問題点があります。

  1. 管理コストの増大
    各拠点のサーバー等を管理 (特に故障発生時の機器交換等) するために、システム管理者は、拠点間を移動する必要が生じます。また、システム管理者が各拠点に 1 名ずつ常駐することも可能ですが、いずれの場合でも、管理コストが増大します。
  2. データの分散
    各事業所のサーバーに重要なデータが分散してしまい、データを集中して扱うことができません。また、同一のデータソースのコピーが多数散らばってしまい、それぞれ各事業所ごとに別々に編集されるなどして統一が保てなくなり、収集がつかなくなってしまいます。また、夜間のバッチ処理やデータ分析処理等に大変な時間がかかり、朝までに終わらなかったりします。
  3. セキュリティの低下
    たとえ本社やデータセンター等に高い物理的セキュリティを持った施錠ラックを設置していたとしても、業務に使用するサーバー類が、各事業所に設置されている場合は、重要な機密データは各事業所に分散して存在することになります。各事業所のセキュリティレベルが本社やデータセンター未満であれば、各事業所をターゲットとして盗難等が発生する可能性があり、物理的なセキュリティが低下します。

 

HardEther 専用線により高速接続しサーバー等を 1 箇所に集約

HardEther は高速・低遅延のギガビットイーサネット接続サービスであるため、すべての拠点を、ほとんど LAN の内部と変わらない程度の高速な 1Gbps イーサネットで接続することができます。これにより、すべてのファイルサーバーやデータベースサーバー等を本社やデータセンター等の 1 箇所に集約させ、管理コストを大幅に削減するとともに、セキュリティの向上も実現できます。

 

 

上記のような改善により、以下の効果を得ることができます。

  1. 管理コストの減少
    システム管理者は、本社やデータセンター等に物理的に設置されているサーバーのみをメンテナンスすれば済むようになります。サーバーの故障の都度、出張する必要がなくなります。
  2. データの集中
    社員がアクセスするサーバーは、拠点が異なっていても、同一のサーバーとなります。データのコピーが多数発生して収集がつかなくなるという事態を避けることができます。また、夜間のバッチ処理やデータ分析処理等も高速に行うことが可能です。
  3. セキュリティの向上
    本社やデータセンター等に高い物理的セキュリティを持った施錠ラックを設置して、すべての重要なサーバーはそのラック内に設置することにより、物理的なセキュリティを高めることができます。さらに、防犯システムを設置するなどを行う場合も、本社やデータセンターに重点的に投資すればよく、これまでのように、各拠点のセキュリティを均等に高める必要はなくなります・

 

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