HardEther サービスの特徴
HardEther サービスは、非常に高速で高品質、かつバックアップ回線付き (バリュータイプを除く)
のギガビットイーサネット専用線を、低価格で提供します。
非常に高速
HardEther サービスは、ギガビットイーサネット (1 Gigabit Ethernet)
の速度を実現する専用線を、お客様の指定された 2 拠点間で提供します。
極めて低遅延
「ブロードバンド回線」や普通の「広域イーサネット」は、通信事業者のネットワーク内で多数のスイッチ等の通信装置を経由したり、1
つのネットワークを複数のお客様で共有したりするため、多量に遅延が発生します。 通常、同一市町村内の 2
箇所の間で通信をしようとしても、10 ミリ秒程度の遅延が発生する場合が多くあります。このような遅延は、色々な TCP/IP
を用いるプロトコル等に大きな影響を与え、性能劣化の原因となります。 一方、HardEther サービスは、お客様の指定された 2
拠点間の遅延が最小になるような構成の専用線となっています。通常、同一市内であれば 0.5 ミリ秒以下、同一県内であれば
0.8 ミリ秒以下、都道府県間の通信であっても 0.8 ~ 5.0 ミリ秒以下の遅延を実現できます。
専用線
「ブロードバンド回線」や普通の「広域イーサネット」は、1 個の通信設備や 1
本の通信回線を、複数のお客様で共有する、共有網の形式で構成されています。このような場合、あるお客様が大量の通信を一度に行うなどすると、他のお客様の通信速度が低下したり、パケットロスが発生したりし、通信品質が低下します。
一方、HardEther サービスは、お客様に対して専用の「契約者回線」を確保し、帯域・通信品質を保証する専用線サービスです。専用線の契約期間中は、他のお客様と無関係に、お客様専用の契約者回線で通信ができます。 HardEther
サービスを使用して通信している間、他のお客様による影響を受けることは一切ありません。また、どれだけ多量の通信を行っても、他のお客様に対して迷惑をかけることもありません。
最高品質
「ブロードバンド回線」や普通の「広域イーサネット」は、1 個の通信設備や 1
本の通信回線を、複数のお客様で共有しており、通信の負荷が集中する局内伝送路において故障が発生するとすべてのお客様の通信が途絶してしまいます。
特にフレッツ等を用いた IP-VPN 網においては、あるエリアにおける 1 台のユーザー宅内 ONU (回線終端装置) が故障した場合、周囲の
31 ユーザーが通信ができなくなる影響を受ける可能性があります。 一方、HardEther
サービスは、お客様用に専用の光ファイバおよび局内伝送路を割当てています。複数のお客様によって 1
台の装置に負荷がかかる状況が発生せず、極めて高い品質を維持し続けることができます。
専用線が故障することは極めて稀ですが、万一の故障に備えて、予備装置および予備回線を予め設置する冗長回線サービス (デュアルタイプ)
をご提供しております。 スループット (速度)、遅延、パケットロス率の保証
通常の「ブロードバンド回線」は、たとえば最大速度を「100Mbps」と謳っていてたとしても、実際には 50 Mbps
程度も出ない場合があります。これは、ブロードバンド回線が「ベストエフォート」型の共有ネットワークであり、スループットが保証されていないためです。
HardEther サービスは、スループットを保証いたします。
保証値は 800 Mbps ~ 950 Mbps
(自動見積システムによって算出されます)
であり、仮にこの速度通信を実現できなくなった場合は故障とみなし、契約に従って返金と修理を行います。
スループットの他に、遅延、パケットロス率についても同様に保証されます。 |
中小・ベンチャー企業様でも利用可能な低価格と割引サービス
HardEther
は、上記のような多数の特徴を備える高品質な専用線でありながら、既存の他事業者様の広域イーサネットサービスや専用線サービスと比較すると、半額から数分の
1 程度の月額料金でご利用いただくことができます。
さらに、「ベンチャー割引」・「アカデミック割引」により、中小・ベンチャー企業様や研究・教育機関様には、月額料金を割り引きいたします。
レイヤ 2 (イーサネット) で拠点間を簡単に接続、VLAN も通過
HardEther
の専用線は、ギガビットイーサネットインターフェイス
(1000Base-T) で提供します。レイヤ 3 以上で動作する IPv4、IPv6、AppleTalk、NetBEUI
等の任意のプロトコルが利用可能です。複数の拠点のレイヤ 2 セグメントを 1 つにしてしまうこともできます。
また、IEEE802.1Q タグ付き VLAN フレームも通過しますので、基幹ネットワークのバックボーン回線としてもご利用いただけます。
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