接続イメージ
HardEther を用いた拠点間接続のイメージ・形態について説明いたします。
「拠点 A」と「拠点 B」を光ファイバ専用線で接続
HardEther サービスは、お客様が指定された 2
箇所のお客様拠点間に、ギガビットイーサネット専用線を設置し、お客様がその専用線を用いて任意の通信を最大 1Gbps
の速度で使用できるようにします。
この Web サイトでは、お客様の指定される 2 拠点を、分かりやすいように「A 拠点」、「B 拠点」と呼ぶことにします (A、B
の順番は、特に関係ありません)。 |
お客様が A 拠点と B 拠点の住所や建物名
(ビル名)、フロア番号等を指定された場合、当社はそれぞれの拠点に「回線終端装置」(モデムのようなものです) と呼ばれる装置を設置し、
その 2 個の回線終端装置の間に、光ファイバによる専用線を設置いたします。
拠点 A と拠点 B とを接続した際のイメージは、「図 1」のようになります。
回線終端装置
当社は、お客様の指定されたそれぞれの拠点に「回線終端装置」(モデムのようなものです)
と呼ばれる装置を設置します。回線終端装置には光ファイバケーブル (専用線のケーブル) が接続されており、また、1 個の LAN ポート
(RJ-45 LAN コネクタ メス端子) が付属しています。
お客様ネットワークと HardEther 専用線との接続
当社が設置した専用線の両端の 回線終端装置 の LAN ポート
(RJ-45 LAN コネクタ メス端子) に、お客様は、任意の 1000Base-T に対応した Ethernet 通信装置 (HUB
やスイッチ、ルータ、PC など) を接続することができます。
例えば、「図 2」のように、お客様拠点 A にある既存の「お客様ネットワーク A」と HardEther
専用線の回線終端装置 A を接続し、同様に、お客様拠点 B にある既存の「お客様ネットワーク B」と回線終端装置 B
を接続することができます。 このとき、「図 2」の「お客様ネットワーク A」と「お客様ネットワーク B」のそれぞれのレイヤ
2 セグメントは、HardEther 専用線によって、1 つのレイヤ 2 セグメントとして接続されたことになります。HardEther
専用線を契約している限り、お客様は、離れた拠点同士で、超高速・低遅延のギガビットイーサネット通信を利用できるようになります。
HardEther 専用線サービスは、お客様の指定された 2 拠点間を結ぶ、とても長い LAN
ケーブルと同様に機能します。お客様は、HardEther の専用線を用いて、2 拠点にある別々のネットワーク同士を、簡単に 1
つのネットワークとして接続することができます。 |
責任分界点
HardEther サービスの専用線部分に、お客様はいつでも LAN ケーブルを用いて接続することができます。この場合、HardEther
専用線とお客様のネットワークとは一体として機能し、通信することができます。
そのように、専用線とお客様のネットワークとが接続されている場合において、当社が HardEther
サービスとしてサービス提供の責任を持つ範囲を「責任範囲」と呼びます。責任範囲は、原則として、図 2
の青い点線で囲まれた部分となります。 また、お客様ネットワークと HardEther
専用線とを、法律・契約上分離するべき点を「責任分界点」と呼びます。責任分界点は、回線終端装置の LAN ポート (RJ-45
メスコネクタ) となります。
当社は、2 拠点の回線終端装置の責任分界点より内側 (専用線側)
を責任範囲として保守・管理いたします。責任範囲の内側で生じた故障などのトラブルは、当社が責任をもって修理することとなります。
責任分界点よりもお客様寄りのネットワーク (責任範囲の外側) は、専用線ではなく、お客様のネットワークとなります。 |
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