B フレッツ上で広域イーサ ネクストをご利用中のお客様へのお知らせ
2013 年 3 月 19 日
ソフトイーサ株式会社 技術開発部
「広域イーサ ネクスト」を NTT 東日本殿の B
フレッツサービス上でご利用いただいているお客様におかれましては、NTT 東日本殿の「フレッツ・ドットネット」における「FdN
ネームサービス」の終了の影響のため、2013 年 10
月 1 日以降は「広域イーサネクスト」を B フレッツ上で利用することができなくなる見込みです。そのため、2013 年 9 月 30
日までに「フレッツ・光ネクスト」などの B フレッツの後継サービスへの切替えをご検討いただきますようお願い申し上げます。
なお、「フレッツ・光ネクスト」における「フレッツ・v6 オプション」および「v6
ネーム」などのサービスは今後も引き続き提供されるとのことですので、フレッツ・光ネクストに回線契約を切替えいただくことにより、今後も引き続き「広域イーサ
ネクスト」をご利用いただけます。
以下、本ドキュメントでは本件の詳細につきましてご案内申し上げます。
1. NTT 東日本殿の B フレッツ・フレッツ・ADSL サービスでの FdN
ネームサービス (IPv6 DNS) の終了について
2012 年 3 月 26 日に NTT 東日本殿より発表されたニュースリリース
"「フレッツ・ドットネット」における「FdNネーム」、「FdNナンバー」等サービスの新規お申し込み受付の終了およびサービス提供の終了について"
によりますと、B フレッツ上で IPv6 通信を行うための IPv6 対応ダイナミック DNS サービスである「FdN ネーム」サービスが
2013 年 3 月 31 日をもって提供終了となる旨がアナウンスされております。
「広域イーサ ネクスト」ソフトウェアは、B フレッツ上で利用する際には内部的に FdN
ネームサービスを使用しています。広域イーサ ネクストのサーバーおよびクライアント側のソフトウェアは、まず FdN
ネームサービスを用いてソフトイーサ社の運用する名前解決支援サーバーにアクセスし、当該名前解決支援サーバーから返される IPv6
アドレスなどの情報に基づき、クライアントとサーバーとの間での IPv6 による VPN
接続が確立されます。最初にアクセスする必要がある名前解決支援サーバーの IPv6 アドレスを知るために FdN
ネームサービスが利用されています。
ところが、上記ニュースリリースのとおり NTT 東日本殿の FdN ネームサービスが
2013 年 3 月 31 日をもって終了することとなりました。仮に FdN ネームサービスが終了してしまうと、B
フレッツ上で広域イーサネクストを使用することができなくなります。
2. 2013 年 9 月 30 日までの延命措置について
そこでソフトイーサでは独自の技術的対応策を施すことにより、少なくとも 2013 年 4
月 1 日以降の 6 ヶ月間 (2013 年 9 月 30 日まで) は B
フレッツ上で引き続き広域イーサネクストを利用することができる延命措置を講じます。
この延命措置により、NTT 東日本殿の FdN ネームサービスが終了した後であっても
2013 年 9 月 30 日までは広域イーサネクストは B フレッツ上で引き続き利用可能です。
当該延命措置は 2013 年 9 月 30 日まで有効なものであり、2013 年 10
月 1 日以降は誠に申し訳ございませんが広域イーサネクストを B フレッツ上で利用することはできなくなります。
3. 広域イーサネクストを B フレッツ上でご利用中のお客様へのお願い
広域イーサネクストを B
フレッツでご利用のお客様におかれましては、誠に申し訳ございませんが、2013 年 9 月 30 日までに NTT
東日本殿の後継サービスである「フレッツ・光ネクスト」へ回線種別を切替えいただきますようお願い申し上げます。
なお、NTT
東日本のニュースリリースによりますと、B
フレッツ上で「フレッツ・ドットネット」をご利用されていたお客様のうち当該ニュースリリースに記載されている条件に該当されるお客様は、2013 年
3 月 31 日までに工事をお申込みいただき、2013 年
4 月 30 日までに B
フレッツからフレッツ・光ネクストへの回線切替工事が完了した場合は工事費が無料となる特別措置が提示されています。利用可能な場合は当該無料工事措置をご活用いただければ幸いです。
4. 広域イーサネクストのフレッツ・光ネクスト上でのご利用は引き続き可能です
ソフトイーサ社から NTT 東日本殿に照会いたしましたところ、今回の FdN ネームサービス
(IPv6 DNS) は B フレッツ上のみで廃止されるものであり、「フレッツ・光ネクスト」においてはフレッツ・v6 オプションサービス
(IPv6 DNS) サービスの提供終了の予定はないとのことでした。また、今回 B フレッツにおいて FdN ネームサービス (IPv6
DNS) が廃止になることは B
フレッツサービス全体をフレッツ・光ネクストに移行させるための計画の一環として必要なやむを得ないものであり、フレッツ・光ネクストにおける IPv6
通信サービスは今後より一層普及が進むはずであるのでフレッツ・光ネクスト側において IPv6
通信関係サービスが近い将来廃止になる心配はないと考えられるという趣旨の回答をいただきました。
そのため、ソフトイーサ社ではフレッツ・光ネクスト上では今後も引き続き「広域イーサネクスト」の利用は可能であり、今後通信不能となる可能性は近い将来においては存在しないと考えております。
5. B フレッツやフレッツ・ADSL を引き続き VPN 構築目的でご利用される方へ
2013 年 9 月 30 日以降も B フレッツやフレッツ・ADSL
の「フレッツ・ドットネット」の IPv6 通信機能を用いて VPN
を構築・通信されたいお客様は、申し訳ございませんが「広域イーサネクスト」をご利用いただくことはできません。
何らかの理由で「フレッツ・光ネクスト」への回線切替を行うことを希望されないお客様は、代わりにソフトイーサ社の
PacketiX
VPN ソフトウェア製品の IPv6 通信機能をご利用いただくことで、2013 年 10 月 1 日以降も B
フレッツ上での網内折り返し通信による VPN 構築が可能になります。
ただし、2013 年 4 月 1 日以降は FdN
ネームサービスが利用できなくなるため、複数拠点間で VPN を構築される際の VPN 接続先の IPv6 アドレスは FdN ネームの代わりに
IPv6 アドレスを直接指定する必要が生じます。また、IPv6 アドレスは夜間の NTT
収容ビルの工事などで突然変更される可能性がありますので、変更がある都度、何らかの方法で接続先エンドポイントの IPv6
アドレスを調べて手動で指定し直す必要があります。
さらに、NTT 東日本殿からは明示的なニュースリリースはありませんが、同社のフレッツ・ドットネットの
Web サイトによりますと
『弊社は、本サービスを提供するにあたり電気通信設備上または業務運営上、本サービスを継続的かつ安定的に提供できない相当の理由がある場合は、本サービスを中断または廃止する場合があります。』
と記載されています。過去の各種報道などで NTT 東日本殿による B
フレッツサービスをすべて巻き取りフレッツ・光ネクストサービスに収容替えする計画に関する記事などがあることから、B
フレッツサービスにおいて「フレッツ・ドットネット」サービスの IPv6
通信機能が遠くない将来に廃止される可能性も高いのではないかと推測されます。
そのため、短期的には IPv6 アドレスを直接指定することで B フレッツ上でも引き続き
VPN 通信が可能でありますが、長期的観点からみると回線の種類をこの機会に「フレッツ・光ネクスト」に移行されることが望ましいと考えられます。
6. 注意事項
上記で述べましたように、B フレッツ上で広域イーサネクストをご利用いただいてるお客様は、2013
年 9 月 30 日までの間は引き続きご利用いただけます。ただし、以下の制限事項がございます。
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2013 年 4 月 1 日の午前 0 時から午後 5 時までの 17
時間の間、広域イーサネクストの通信が一時的に切断されたり、再接続に失敗したりする場合があります。
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2013 年 4 月 1 日から 9 月 30
日の期間中であっても、広域イーサネクストの通信ができなくなる時間帯が追加的に発生する場合があります。
そのため、上記の延命措置に関わらず、B フレッツをご利用中のお客様には安定して広域イーサネクストをご利用いただくために 2013 年 3
月 31 日までにフレッツ・光ネクストに回線を移行していただくことをお奨めいたします。
本件に関するお問い合わせ先
広域イーサネクストのソフトウェアに関するお問い合わせ先:
NTT 東日本殿の「B フレッツ」から「フレッツ・光ネクスト」への回線切替工事の申込みなどのお問い合わせ先:
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NTT 東日本
フレッツ関係お問い合わせ先
上記のリンクは NTT 東日本殿の Web サイトへのリンクです。
B フレッツからフレッツ・光ネクストへの回線切替の方法などのお問い合わせは NTT
東日本殿に直接お問い合わせください。ソフトイーサ社にお問い合わせいただいても、ご対応できない場合がございます。
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