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PacketiX VPN 3.0 マニュアル 第1章 PacketiX VPN 3.0 の概要 1.3 PacketiX VPN 3.0 の製品構成およびライセンス

 

< 1.2 PacketiX VPN を構成するソフトウェア1.4 VPN の動作原理と通信方法>

1.3 PacketiX VPN 3.0 の製品構成およびライセンス

PacketiX VPN 3.0 はソフトウェア製品であり、機能ごとに複数のエディションとしてライセンスが販売されています。ここでは、PacketiX VPN 3.0 の製品構成と、PacketiX VPN 3.0 に導入されているライセンスモデルについて説明します。

 

1.3.1 使用目的によるエディションの分類

PacketiX VPN 3.0 は個人向け・家庭向けネットワーク、中小規模のビジネス用のネットワーク、および大企業やインターネットサービスプロバイダなどが必要とする、広帯域および高い負荷が発生する高度なネットワークなどの、すべての範囲をカバーすることができる能力を持った VPN ソフトウェアです。しかし、これらを実現するための各機能は、PacketiX VPN 3.0 の使用目的ごとに必要なものと不要なものに分類すべきです。たとえば、自宅や中小規模の会社でリモートアクセス VPN を運営するには、数百~数千の同時接続数をサポートするための「クラスタリング機能」は必要ありません。

そこでソフトイーサ株式会社は、PacketiX VPN 3.0 をご使用いただくお客様のニーズに合わせて、いくつかの製品エディションを用意しました。お客様は、エディションの中から使用目的に合った製品を選択していただくことができます。

PacketiX VPN Server 3.0 のエディション

以下で説明する各エディションの差異に関する事項は、PacketiX VPN Server 3.0 にのみ適用されるものです。ソフトイーサ株式会社は、PacketiX VPN Server 3.0 のみを、使用にライセンスキーが必要となる有料のソフトウェア製品として出荷しています。

PacketiX VPN Client 3.0 および PacketiX VPN Bridge 3.0 はフリーウェア

PacketiX VPN Client 3.0 および PacketiX VPN Bridge 3.0 の使用に際しては、ライセンスキーが不要で、どなたでも入手して使用可能なフリーウェアとして提供しています。

※ 「フリーウェア」は、「オープンソースソフトウェア」などとは異なります。使用にあたってはインストール時などに表示される使用権許諾契約書の内容に従う必要があります。

 

1.3.2 各エディションの機能と特徴

法人様向け製品エディション

法人のお客様を対象とした製品エディションには、以下の 4 種類があります。企業規模および VPN を利用するユーザーの人数・拠点数に応じて選択いただくことができます。

製品エディション名 リモートアクセス VPN 機能
同時接続クライアント数
拠点間接続 VPN 機能
同時接続拠点数
Standard Edition
(小規模企業向け)
30 同時接続まで 2 拠点まで
(1 同時接続まで)
Professional Edition
(中規模企業向け)
100 同時接続まで 4 拠点まで
(3 同時接続まで)
Enterprise Edition
(大規模企業向け)
300 同時接続まで 10 拠点まで
(9 同時接続まで)
Ultimate Edition
(大規模企業向け)
無制限 無制限
  • PacketiX VPN 3.0 では、製品エディションごとに接続可能な VPN クライアントの台数やブリッジ接続可能な拠点数の上限が固定されました。VPN 2.0 のように「クライアント接続ライセンス」、「ブリッジ接続ライセンス」を製品ライセンスとは別に別途購入いただく必要はなくなりました。
  • Standard Edition では、VPN 内の仮想 HUB に作成することができるユーザーオブジェクト数が 30 個に制限されます。また、1 個のユーザーオブジェクトに対して複数台の PC から同時に VPN サーバーに接続することはできません。
  • Ultimate Edition はオープン価格です。お客様の用途・接続数・規模をご提示いただき、それに応じて販売パートナーにて価格を都度見積りいたします。

 

個人・SOHO 様向け製品エディション

個人および SOHO のお客様を対象とした製品エディションには、以下の 2 種類があります。

製品エディション名 リモートアクセス VPN 機能
同時接続クライアント数
拠点間接続 VPN 機能
同時接続拠点数
Home Edition
(家庭内ユーザー向け)
2 同時接続まで 利用不可
Small Business Edition
(SOHO ユーザー向け)
5 同時接続まで 2 拠点まで
(1 同時接続まで)
  • Home Edition では、VPN 内の仮想 HUB に作成することができるユーザーオブジェクト数が 2 個に制限されます。また、1 個のユーザーオブジェクトに対して複数台の PC から同時に VPN サーバーに接続することはできません。
  • Small Business Edition では、VPN 内の仮想 HUB に作成することができるユーザーオブジェクト数が 5 個に制限されます。また、1 個のユーザーオブジェクトに対して複数台の PC から同時に VPN サーバーに接続することはできません。

 

エディション間のアップグレード

法人様向け製品エディション (Standard Edition, Professional Edition, Enterprise Edition, Ultimate Edition) においては、いつでも、より上位のエディションに、製品エディションの価格の差額程度の価格 (正確な価格は販売パートナーごとに見積させていただきます) をお支払いいただくことにより、安価にアップグレードしていただくことができます。

これにより、たとえば最初は小規模な VPN システムを構築し、その後ユーザー数が増えた場合に大規模な VPN システムに安価に拡張することができます。段階的に VPN を導入されたいお客様に最適です。

なお、個人・SOHO 様向けエディションから法人様向けエディションへのアップグレードはできません。

 

1.3.3 PacketiX VPN Server 3.0 Standard Edition

Standard Edition とは

「PacketiX VPN Server 3.0 Standard Edition」は、クラスタリング機能が不要な規模の VPN サーバー機能を提供することができる PacketiX VPN Server 3.0 の製品エディションです。

「小規模企業」に適合しています。Professional Edition / Enterprise Edition と異なり、以下の機能は使用できません。

  • Radius 認証機能
  • NT ドメイン認証機能
  • syslog 転送機能
  • パケットログ保存機能
  • クラスタリング機能
  • PacketiX VPN 取り扱いパートナーの一覧は、http://www.softether.com/ などから検索することができます。

 

1.3.4 PacketiX VPN Server 3.0 Professional Edition / Enterprise Edition

Professional Edition / Enterprise Edition

「PacketiX VPN Server 3.0 Enterprise Edition」は、Standard Edition よりも大規模な VPN サーバー機能を提供することができる PacketiX VPN Server 3.0 の製品エディションです。中規模企業または大規模企業のお客様向けに提供されている上位エディションとして位置付けられています。

PacketiX VPN Server 3.0 Standard Edition では使用できない以下の機能が使用できます。

  • Radius 認証機能
  • NT ドメイン認証機能
  • syslog 転送機能
  • パケットログ保存機能
  • クラスタリング機能

 

また、PacketiX VPN Server 3.0 Enterprise Edition を使用する場合には、製品ライセンスだけではなく「クライアント接続ライセンス」または「ブリッジ接続ライセンス」も購入する必要があります。

  • PacketiX VPN 取り扱いパートナーの一覧は、http://www.softether.com/ などから検索することができます。

 

1.3.5 PacketiX VPN Server 3.0 Home Edition

Home Edition とは

「PacketiX VPN Server 3.0 Home Edition」は、「家庭内ユーザー」が 接続クライアント数 2 程度の小規模な VPN を構築するために使用する際に最適な PacketiX VPN Server 3.0 の製品エディションです。

 

1.3.6 PacketiX VPN Server 3.0 Small Business Edition

SOHO Edition とは

「PacketiX VPN Server 3.0 Small Business Edition」は、「SOHO ユーザー向け」が小規模な VPN を構築するために使用する際に最適な PacketiX VPN Server 3.0 の製品エディションです。

 

1.3.7 PacketiX VPN Server 3.0 Carrier Edition

このマニュアル中の記事は、現在作成中です。
大変恐れ入りますが、現在、ソフトイーサ株式会社では PacketiX VPN 3.0 オンラインマニュアルの一部を再構築する作業を行っております。この部分の記事は、現在再構築中です。近日中に http://www2.softether.jp/jp/vpn3/ より入手可能になる予定です。Web ページをチェックしていただき、しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。
なお、PacketiX VPN 3.0 製品版をご購入済みのお客様は、オンラインマニュアルの再構築作業が完了した際に別途ご案内させていただきます。

 

1.3.8 PacketiX VPN Server 3.0 Embedded Edition

Embedded Edition とは

このマニュアル中の記事は、現在作成中です。
大変恐れ入りますが、現在、ソフトイーサ株式会社では PacketiX VPN 3.0 オンラインマニュアルの一部を再構築する作業を行っております。この部分の記事は、現在再構築中です。近日中に http://www2.softether.jp/jp/vpn3/ より入手可能になる予定です。Web ページをチェックしていただき、しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。
なお、PacketiX VPN 3.0 製品版をご購入済みのお客様は、オンラインマニュアルの再構築作業が完了した際に別途ご案内させていただきます。

 

1.3.9 PacketiX VPN Server 3.0 Academic Edition

このマニュアル中の記事は、現在作成中です。
大変恐れ入りますが、現在、ソフトイーサ株式会社では PacketiX VPN 3.0 オンラインマニュアルの一部を再構築する作業を行っております。この部分の記事は、現在再構築中です。近日中に http://www2.softether.jp/jp/vpn3/ より入手可能になる予定です。Web ページをチェックしていただき、しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。
なお、PacketiX VPN 3.0 製品版をご購入済みのお客様は、オンラインマニュアルの再構築作業が完了した際に別途ご案内させていただきます。

 

1.3.10 PacketiX VPN Server 3.0 の 64 bit 版について

PacketiX VPN Server 3.0 は 32 bit 版と 64 bit 版の 2 種類が提供されています。

64 bit 版 PacketiX VPN Server 3.0 は、32 bit 版と比較して、以下のような利点があります。

64 bit 版オペレーティングシステムへの正式対応

現在 64 bit 対応 CPU およびコンピュータハードウェアは広く普及しており、また 64 bit 対応オペレーティングシステム (例: Windows Server 2008, 7, 2003, Windows XP Professional x64 Edition, Windows Vista など) の普及も始まっています。従来の 32 bit 版 PacketiX VPN 3.0 ソフトウェアはこれらの 64 bit モードで動作するオペレーティングシステムに正式に対応しておらず、32 bit 互換モード (エミュレーションモード) により 64 bit システム上で動作することができる場合についても、仮想 LAN カードやローカルブリッジ機能を用いることができないなどのいくつかの制限事項が存在していたり、エミュレーションモードによるオーバーヘッドが原因で本来の 64 bit システムによって実現されるべき性能向上をユーザーが享受できなかったりすることがありました。
64 bit 版 PacketiX VPN 3.0 は Windows、Linux、FreeBSD および Solaris の 64 bit バージョン上において、64 bit モードで最適に動作し、32 bit 環境と比較して高性能な 64 bit コンピューティング環境上で最大限の性能を発揮できます。

通信スループットの向上

64 bit 版 PacketiX VPN 3.0 を使用すると、同じ性能のハードウェア上においても、32 bit 版 PacketiX VPN 3.0 を使用した場合と比較して VPN 通信スループットが向上します。
特に高速通信回線上において VPN 通信を行う場合について、CPU 速度やメモリアクセスアーキテクチャなどがボトルネックになっているような環境の場合は、PacketiX VPN Server 3.0 の 64 bit 化により、おおよそ 17% の VPN 通信スループット向上が達成できることがわかっています。

VPN Server における同時接続 VPN セッション数および仮想 HUB 数の向上

PacketiX VPN Server 3.0 において、1 台の VPN Server 上に大量個数の仮想 HUB を設置したり、大量の VPN セッションの同時接続を収容したりするような用途においては、従来の 32 bit 版 PacketiX VPN Server 3.0 には下記のような制限がありました。しかしながら、64 bit 版 PacketiX VPN Server 3.0 については技術的にこの制限がなくなり、より多くの仮想 HUB 数および VPN セッション数を 1 台の VPN Server でサポートすることができるようになりました。

項目 32 bit 版 VPN Server 3.0 64 bit 版 VPN Server 3.0
仮想 HUB の個数 4,096 個 100,000 個
VPN セッションの同時接続数 4,096 セッション 100,000 セッション

 

理論上の最大値であり、ハードウェアリソースが不足する場合はこの限りではありません。また VPN Server 製品において実際に接続することができる VPN セッション数は、VPN Server の製品ライセンスおよび接続ライセンスによって別途制限されます。

これにより、たとえば PacketiX VPN を用いたビジネスを展開するサービスプロバイダがデータセンターなどに設置した PacketiX VPN Server Carrier Edition システムを用いて仮想 HUB を多数作成し、それぞれの仮想 HUB の使用権を各エンドユーザーにレンタルするような ASP 型 VPN サービスを実施するような場合に、64 bit アーキテクチャに対応したサーバーコンピュータを用いることにより、より少ない台数の VPN Server コンピュータで大量のユーザーを収容することができます。

詳細な情報の入手方法

64 bit 環境のサポートについては、詳細は 「第12章 PacketiX VPN ソフトウェア仕様」 を参照してください。

 

1.3.11 接続ライセンスについて

PacketiX VPN 2.0 においては、「製品ライセンス」と「接続ライセンス」が別々に提供されていました。

PacketiX VPN 3.0 では、製品エディションごとに接続可能な VPN クライアントの台数やブリッジ接続可能な拠点数の上限が固定されました。VPN 2.0 のように「クライアント接続ライセンス」、「ブリッジ接続ライセンス」を製品ライセンスとは別に別途購入いただく必要はなくなりました。

したがって、「接続ライセンス」を別途ご購入いただく必要はありません。

 

PacketiX VPN Server 3.0 は、登録されたライセンスによって算出される同時接続数の制限を越えた数のコンピュータからの VPN 接続を受け付けません。なお、本ソフトウェアはお客様が所持しているライセンスキーの内容に応じた機能をできる限り提供しますが、ハードウェアまたはソフトウェアの回避が困難または不可能な技術的制限によって、一部の機能の動作が低下、不安定化または動作しない場合があります。たとえば、100 個のクライアントが接続可能なライセンスを購入したにもかかわらず、PacketiX VPN Server 3.0 を稼動させるサーバーコンピュータのメモリの使用可能な空き容量が 25 Mbytes 程度しかない場合は、実際には 50 接続程度の同時接続でサーバーコンピュータの空きメモリを使い果たし、機能が正しく動作しない可能性があります。接続可能な上限数はあくまでも PacketiX VPN Server 3.0 が論理的に受け付けることができる接続数の最大値制限値を設定するものであり、お客様がご購入いただいたライセンス分の VPN 接続が、お客様のハードウェア・環境で、いかなる場合でも接続可能であることを保証するものではありません。

 

1.3.12 クライアント接続数のカウント方法

PacketiX VPN Server 3.0 は、その VPN Server 3.0 に登録された製品ライセンスで規定されている合計数までの同時クライアント接続を受け付けて処理することができます。上限数を超えたクライアント接続を処理することはできません。制限数を超えた場合、後から接続した VPN セッションはエラーで切断されます。

クライアント接続としてカウントされる VPN 接続セッションの種類

「クライアント接続数」としては、次の条件に一致する VPN 接続セッションがカウントされます。

  • 別のコンピュータのPacketiX VPN Client 3.0 からの VPN 接続セッション (ブリッジ / ルータモードで接続しているものを除く)。
    PacketiX VPN Server 3.0 内の仮想 HUB に、ネットワークを経由して別のコンピュータ上で動作している PacketiX VPN Client 3.0 が VPN 接続をした場合に、その VPN 接続セッションは「クライアント接続数」でのカウントの対象となります。
    ただし、VPN 接続時に「ブリッジ / ルータモード」が有効になっている VPN セッションは「ブリッジ接続数」としてカウントされるので、「クライアント接続」としてはカウントされません。また、VPN Server を動作させているコンピュータ自身で動作している PacketiX VPN Client 3.0 からの接続は、ネットワーク経由の接続ではないため、カウントされません。
PacketiX VPN Server 3.0 内部の「SecureNAT セッション」、「ローカルブリッジセッション」、「カスケード接続セッション」、「PacketiX VPN Server 3.0 を管理するために VPN サーバー管理ツールや vpncmd コマンドから接続された管理セッション」は、接続数としてカウントされません。

 

1.3.13 ブリッジ接続数のカウント方法

PacketiX VPN Server 3.0 は、その VPN Server 3.0 に登録された製品ライセンスで規定されている合計数までの同時ブリッジ接続 (拠点間接続) を受け付けて処理することができます。上限数を超えたブリッジ接続を処理することはできません。制限数を超えた場合、後から接続した VPN セッションはエラーで切断されます。

クライアント接続としてカウントされる VPN 接続セッションの種類

「ブリッジ接続数」としては、次の条件に一致する VPN 接続セッションがカウントされます。

  • 別のコンピュータからの PacketiX VPN Bridge 3.0 または PacketiX VPN Server 3.0 からのカスケード接続の VPN セッション。
    PacketiX VPN Server 3.0 内の仮想 HUB に、ネットワークを経由して別のコンピュータ上で動作している PacketiX VPN Bridge 3.0 または PacketiX VPN Server 3.0 がカスケード接続をした場合、その VPN 接続セッションは「ブリッジ接続数」でのカウントの対象となります。
    ただし、自分自身の PacketiX VPN Server 3.0 内部で仮想 HUB が別の仮想 HUB にカスケード接続するような場合も、ネットワーク経由の接続ではないため、「ブリッジ接続」としてはカウントされません。
  • 別のコンピュータからの PacketiX VPN Client 3.0 からのブリッジ / ルータモードで接続している VPN 接続セッション。
    PacketiX VPN Server 3.0 内の仮想 HUB に、ネットワークを経由して別のコンピュータ上で動作している PacketiX VPN Client 3.0 が「ブリッジ / ルータモード」で VPN 接続をした場合、その VPN 接続セッションは「ブリッジ接続数」でのカウントの対象となります。
    VPN 接続時に「ブリッジ / ルータモード」が有効になっていない VPN Client からの VPN セッションは「クライアント接続数」としてカウントされますので、「ブリッジ接続数」としてはカウントされません。また、VPN Server を動作させているコンピュータ自身で動作している PacketiX VPN Client 3.0 からの接続は、ネットワーク経由の接続ではないため、カウントされません。
  • PacketiX VPN Client 3.0 による「ブリッジ / ルータモード」に関する詳細については、「1.6.9 ブリッジ / ルータモードセッション」 および 「3.4.9 ブリッジ / ルータモードセッション通信」 をお読みください。
PacketiX VPN Server 3.0 内部の「SecureNAT セッション」、「ローカルブリッジセッション」、「カスケード接続セッション」、「PacketiX VPN Server 3.0 を管理するために VPN サーバー管理ツールや vpncmd コマンドから接続された管理セッション」は、クライアント接続数またはブリッジ接続数としてカウントの対象になりません。

PacketiX VPN Server 3.0 の仮想 HUB と物理的な LAN カードを、ローカルブリッジ (「3.6 ローカルブリッジ」 を参照) 接続した場合でも、そのローカルブリッジ自体はブリッジ接続数としてカウントの対象になりません。

 

1.3.14 PacketiX VPN Client および PacketiX VPN Bridge について

PacketiX VPN Client 3.0 および PacketiX VPN Bridge 3.0 を使用するには、製品ライセンスおよび接続ライセンスは不要です。VPN Client 3.0 および VPN Bridge 3.0 は、ソフトイーサ株式会社によって「フリーウェア」として提供されているため、インストール時などに表示される使用権許諾契約書に従って使用することができます。

ただし、PacketiX VPN Client 3.0 および PacketiX VPN Bridge 3.0 を PacketiX VPN Server 3.0 に接続して使用する場合、接続先の PacketiX VPN Server 3.0 で必要な製品ライセンスが必要となります。

 

1.3.15 体験版ライセンス

ソフトイーサ株式会社は、お客様が PacketiX VPN 3.0 の製品ライセンスをご購入いただく前に、PacketiX VPN 3.0 の使用方法、性能、機能および安定性などについて実際に使用して体験していただくことができるようにするため、「体験版ライセンス」(トライアルライセンス)を 無償で発行いたします。

「体験版ライセンス」は無償で発行され、申し込み時に希望されたエディション (「PacketiX VPN Server 3.0 Standard Edition」または「PacketiX VPN Server 3.0 Enterprise Edition」) の体験版ライセンスキーを受け取ることができます。体験版は「一定期間」(ソフトイーサ株式会社がライセンス発行の際に定めた期間。通常は約 60 日間) 使用することができ、それを超えて使用する場合はライセンスを購入していただくか、PacketiX VPN Server 3.0 の使用を終了していただくことになります。

なお、体験版ライセンスをお使いの状態で製品版ライセンスをご購入いただいた場合は、VPN Server の動作を停止せずに、スムーズに製品版ライセンスを使用する状態へ移行することが可能です。

PacketiX VPN Server 3.0 の体験版ライセンスは原則として 1 組織につき 1 度のみ発行いたします。

体験版ライセンスで利用することができる PacketiX VPN Server 3.0 の機能は、製品版の PacketiX VPN Server 3.0 のライセンスで利用することができる機能と全く同等です。したがいまして、PacketiX VPN Server 3.0 の製品版ライセンスを購入をされる前に、必ず体験版ライセンスを使って実際に PacketiX VPN 3.0 を使用される環境に導入して、各種機能および性能の評価を行っていただくことを強く推奨いたします。

体験版ライセンスをご利用いただく際に「体験版」として使用期限が設定されているのは「PacketiX VPN Server 3.0」のみです。PacketiX VPN Client 3.0 および PacketiX VPN Bridge 3.0 は体験版の使用期限にかかわらず、フリーウェアとして無償で使用できます。

 

1.3.16 ライセンスの有効期限

通常の製品版ライセンスとしてご購入いただいたライセンスキーは、通常、有効期限はありません。有効期限がないライセンスは無期限で使用することができます。

体験版ライセンス(トライアルライセンス)の有効期限は、体験版の使用期限と同一です。有効期限が切れたライセンスは、製品ライセンス・接続ライセンスのいずれの場合も自動的に無効になり、そのライセンスが PacketiX VPN Server 3.0 に登録されていなかったものとして扱われます。ただし、たとえば接続ライセンスの有効期限が切れた瞬間に PacketiX VPN Server に接続していた VPN Client や VPN Bridge のセッションが突然切断されることはありません。

「HOME Edition」や「Small Business Edition」については、ご購入いただいた商品の形態によって、ライセンスの有効期限がある場合があります。詳細はご購入時の Web サイトまたはソフトウェアパッケージの説明書きをご参照ください。

ソフトイーサ株式会社は、製品版・体験版以外の種類のライセンスを、特定のお客様宛に発行する場合があります。これらのライセンスは通常「Premium License」などと呼ばれます。Premium License には有効期限がある場合とない場合とがあり、また同時にソフトイーサ株式会社によって指定された条件がある場合は、その条件によってライセンスの効力が消滅する場合もあります。

 

1.3.17 ライセンスのサーバー ID

サーバー ID の役割

PacketiX VPN Server 3.0 のライセンスキーには、すべて「サーバー ID」と呼ばれる最大 12 桁の整数が指定されています。サーバー ID は PacketiX VPN Server 3.0 を動作させるコンピュータを定義するものです。

たとえば、企業内に A と B の 2 台の VPN サーバー用コンピュータがあり、この両方に PacketiX VPN Server 3.0 をインストールして VPN サーバーとして使用する場合、サーバーコンピュータ A 用に発行された製品ライセンスのサーバー ID と、サーバーコンピュータ B 用に発行された製品ライセンスのサーバー ID とは数字が異なります。

PacketiX VPN Server 3.0 では、入力されたライセンス情報に含まれるサーバー ID の値を読み取り、VPN Server 3.0 の管理者に対して現在のサーバー ID を表示します 。ライセンスIDの確認についての詳細は 「7.4.3 現在のライセンス状態および接続数の使用状況の確認」 をお読みください。

サーバーコンピュータ A の PacketiX VPN Server 3.0 用の接続ライセンスを追加購入しようとする場合、お客様はサーバーコンピュータ A のサーバー ID を指定して、そのサーバーに対する接続ライセンスを購入することになります。

したがって、サーバーコンピュータ B など、別の PacketiX VPN Server 3.0 が動作している VPN Server 用に発行される接続ライセンスキーを、サーバーコンピュータ A に入力して使用することはできません。

サーバー ID による管理のメリット

PacketiX VPN Server 3.0 の製品ライセンスおよび接続ライセンスに「サーバー ID」が指定されており、また同じサーバーに複数のサーバー ID を持つライセンスキー同士を、混在させて登録することができないような制限になっているため、お客様はどのサーバーコンピュータにどのサーバー ID を持ったライセンスを使用するのかを事前に決定することで、ライセンス数およびライセンスキーの管理が容易かつ確実になります。

なお、「サーバー ID」は、ソフトイーサ株式会社が新しい製品ライセンスを発行する際に乱数を用いて決定する、他のサーバー ID と重複することのない 40 bit 程度の整数値であり、それ以上の意味はありません。また、お客様はライセンス購入にあたって、そのライセンスがどのサーバーコンピュータで使用されるのかといった管理情報をソフトイーサ株式会社に提供していただく必要はありません。

 

1.3.18 ライセンス ID およびライセンスキー

ライセンス ID およびライセンスキー

PacketiX VPN Server 3.0 用の製品ライセンスは、「ライセンス ID」および「ライセンスキー」の 2 種類の表記方法で識別されます。お客様はライセンス ID およびライセンスキーを所有し、それを PacketiX VPN Server 3.0 に入力することによって、PacketiX VPN Server 3.0 プログラムに対して正規のライセンスを保有していることを証明することができ、PacketiX VPN Server 3.0 の各機能が利用可能になります。

ライセンスキー

「ライセンスキー」はライセンスを一意に識別するものであり、PacketiX VPN Server 3.0 に対して実際に入力する必要があるキーです。ライセンスキーは一般的に下記のような形式をしています。

XXXXXX-XXXXXX-XXXXXX-XXXXXX-XXXXXX-XXXXXX

上記のような 36 桁の英数字とハイフンの組み合わせで表現されたライセンスキーには、ライセンスの種類、ライセンスの有効期限、サーバー ID、シリアル ID などの、ライセンスの管理に必要な情報が格納されており、このライセンスキーを持っていることにより PacketiX VPN Server 3.0 のライセンスを正規に保有していることが証明できます。

ライセンス ID

「ライセンス ID」はライセンスを一意に識別するものであり、ライセンスキーを入力すると、それに対応するライセンス ID が PacketiX VPN Server 3.0 によって表示されるほか、ライセンスが発行された際のライセンス証書またはメールの本文にライセンスキーと共に記載されています。

ライセンス ID は一般的に下記のような形式をしています。

AAAAA-BBBBB-CCCCCCCCCCCC-DDDDD-EE

上記の A ~ E の場所にはそれぞれ数字が入り、合計 29 桁の数字 (ハイフンを除く) で構成されています。それぞれのフィールドの情報は下記のとおりです。

フィールド
AAAAA ライセンスの種類 (このライセンスが製品ライセンスのうち、いずれの種別のものであるかを示す 5 桁の数字)。
BBBBB ライセンスが無期限である場合は、00000。
ライセンスに有効期限が設定されている場合は、有効期限を示す数字 (おおよそ西暦2005年1月1日からの日数)。その値が 4 桁以下の場合は、5 桁になるまで先頭に 0 を加える。
CCCCCCCCCCCC サーバー ID を示す 12 桁の数字。その値が 11 桁以下の場合は、12 桁になるまで先頭に 0 を加える。
DDDDD 同一サーバー ID 下での、ライセンスキーを識別するためのシリアル ID を示す 5 桁の数字。その値が 4 桁以下の場合は、5 桁になるまで先頭に 0 を加える。
EE チェックデジット (2 桁)。

したがって、ライセンス ID の 2 個目のフィールドを見るだけで有効期限の有無が、3 個目のフィールドを見るだけでライセンスのサーバー ID がすぐに分かるようになっており、複数のライセンスキーとライセンス ID の管理が楽になります。

ライセンスキーおよびライセンス ID の取り扱い

ソフトイーサ株式会社から直接またはパートナーを通じて発行された「ライセンスキー」および「ライセンス ID」の取り扱いにはご注意ください。特にライセンスキーは、PacketiX VPN Server 3.0 の管理者など必要最小限の人物以外の方には教えないように、厳重に保管くださいますようお願いいたします。「ライセンス ID」のみではライセンスキーを生成することができず、ライセンス ID が流出した場合でもライセンス違反を防ぐことはできますが、ライセンスキーが流出してしまった場合は、そのライセンスキーを他のコンピュータに入力することによって違法にソフトウェア製品が使用されてしまい、被害が発生する可能性があります。PacketiX VPN 3.0 のサポートを、購入元パートナーに依頼する場合では、「ライセンス ID」のみを伝達してください (サポートを受けるにあたって、「ライセンスキー」を提示する必要はありません)。

同一のライセンスキーを複数のコンピュータに入力することによる違法コピーの禁止

お客様は、同一のライセンスキーを 2 台以上の PacketiX VPN Server 3.0 が動作しているコンピュータに入力することはできません。PacketiX VPN Server 3.0 の「使用権許諾契約書」によると、「同一の製品ライセンスキーまたは接続ライセンスキーを 2 台以上のコンピュータに入力し使用すること。」というライセンスキーの使用方法は禁止事項として規定されており、これに同意せずに複数のコンピュータに同一の製品ライセンスキーや接続ライセンスキーを入力した場合は、PacketiX VPN Server 3.0 プログラムの複製権を侵害する著作権法違反行為として、刑事的および民事的な罰を受ける場合があります。

 

1.3.19 ライセンスの有効性および諸情報の確認方法

お客様が、製品ライセンスキーや接続ライセンスキーを PacketiX VPN 取り扱いパートナーを経由してご購入していただいた場合、保有されているライセンスキーが、ソフトイーサ株式会社によって正規に発行されたものであるかどうかを確認するための Web サイトを使用することができます。

「PacketiX ライセンス管理サービス Web サイト」にアクセスしていただくことにより、原則としていつでもお客様がお持ちのライセンスキーまたはライセンス ID が、正当なものであるかどうかを確認することができます。また、お客様のライセンスに関する詳細な追加情報も入手可能です。

  • PacketiX 製品のライセンスの有効性および追加情報を確認するためには、
    http://license.softether.com/ にアクセスしてください。

「PacketiX ライセンス管理サービス Web サイト」にアクセスし、お客様の「ライセンスキー」または「ライセンス ID」を入力することによって、確認可能なライセンス情報には、次のようなものがあります。

  • ライセンスの種類。
  • ライセンス ID。
  • ライセンスキー。
  • サーバー ID。
  • シリアル ID。
  • ライセンス発行日時。
  • ライセンスの有効期限。
  • ライセンスの販売元パートナー名およびサポート情報。
  • 入力されたライセンスのサーバー ID と同一サーバー ID を持つ他のライセンスのライセンス ID およびライセンスキーの一覧。

図1-3-1 PacketiX ライセンス管理サービス Web サイト

 

1.3.20 ライセンスの追加購入について

このマニュアル中の記事は、現在作成中です。
大変恐れ入りますが、現在、ソフトイーサ株式会社では PacketiX VPN 3.0 オンラインマニュアルの一部を再構築する作業を行っております。この部分の記事は、現在再構築中です。近日中に http://www2.softether.jp/jp/vpn3/ より入手可能になる予定です。Web ページをチェックしていただき、しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。
なお、PacketiX VPN 3.0 製品版をご購入済みのお客様は、オンラインマニュアルの再構築作業が完了した際に別途ご案内させていただきます。

 

1.3.21 PacketiX VPN 3.0 サブスクリプション契約

Standard Edition, Professional Edition, Enterprise Edition, Ultimate Editionでは、ソフトイーサ株式会社および販売パートナーは、お客様に対して、「サブスクリプション」サービスを提供します。

1 年間または 3 年間の初回のサブスクリプション契約が製品ライセンスに標準で含まれています。標準のサブスクリプション契約が満了した後、継続を希望される場合は、1  年または 3 年ごとにサブスクリプション契約を更新することができます。

サブスクリプション契約が切れた場合でも、ソフトウェアは引き続き継続使用できます。サブスクリプション契約を締結いただいたいる限り、今後拡張される新機能の提供、バグや不具合の迅速な修正 (パッチのダウンロード) および PacketiX VPN 4.0 等のメジャーバージョンアップを無償で受けることができますので、延長をお勧めいたします。サブスクリプション契約を更新しないこともできますが、以下のような理由ですべてのお客様にサブスクリプション契約の更新をお勧めします。

 

サブスクリプション契約に関するポリシー

ソフトイーサおよび販売パートナーは、サブスクリプション契約期間中のお客様に対して、当該サブスクリプション契約に関連付けられている購入済みの PacketiX VPN 3.0 製品ライセンスのご利用にあたって以下のサービスを提供いたします。

  1. セキュリティパッチの無償提供 (2 営業日以内)。
    ソフトイーサ株式会社は、PacketiX VPN 3.0 にセキュリティホールが発見された場合は、そのセキュリティホールの修正が完了してから 2 営業日以内に、すべてのサブスクリプション契約者様にアップデートの案内を送付し、ダウンロード提供を開始します。すべてのサブスクリプション契約者様は、サブスクリプション契約中に限り、そのアップデートモジュールをダウンロードし適用することができます。

  2. 不具合の修正または新機能の無償提供。
    ソフトイーサ株式会社は、PacketiX VPN 3.0 にセキュリティホール以外の一般的な不具合・バグが発見された場合や、新機能が開発された場合は、随時、すべてのサブスクリプション契約者様にアップデートの案内を送付し、ダウンロード提供を開始します。すべてのサブスクリプション契約者様は、サブスクリプション契約中に限り、そのアップデートモジュールをダウンロードし適用することができます。

  3. 無償のメジャーバージョンアップ。
    次期メジャーバージョンアップ版 (PacketiX VPN 4.0 を予定) が無償で提供されます。メジャーバージョンアップの度に新たな費用がかかりません。

  4. 購入元からサポートを受ける権利。
    サブスクリプションの購入元 (ソフトイーサ株式会社の認定パートナー) に対して、電話・FAX・電子メールによるサポートを要求することができ、サブスクリプション契約期間中はサポートを受けることができます。お客様と認定パートナーとの間で別の約束があれば、認定パートナーは、お客様の環境に現地出張してサポートを行うことがあります (このような付加的なサポートは、認定パートナーによって付加価値として実施されることがあります)。

  5. 購入元が十分なサポートを提供しない場合にソフトイーサ株式会社に対して直接サポートを要求する権利。
    万一、サブスクリプションの購入元 (認定パートナー) がお客様からのサポート要求に迅速 (最長でも 5 営業日以内) に返答をしない場合や、返答が不十分な場合、または認定パートナーが破綻または事業縮小した後の場合は、ソフトイーサ株式会社が直接サポートを提供します。この場合は、原則として電子メールまたは FAX でのやりとりでサポートを開始し、その後、ソフトイーサ株式会社が必要と判断した場合のみ電話または現地訪問によるサポートが行われる場合があります。

  6. ソフトイーサ株式会社による個別カスタマイズサービス。
    お客様からの強いご要望があった場合は、ソフトイーサ株式会社は、そのお客様からいただくサブスクリプション料金の年間料金を勘案し、合理的であると判断した場合は、無償で個別カスタマイズサービスを行います。ただし、カスタマイズにかかる費用が明らかにサブスクリプション料金の年間料金を超過すると合理的に判断した場合は、追加料金をいただく契約を締結した上でカスタマイズを行います。

 

サブスクリプション契約締結者様に対するサポート提供方法

 

サブスクリプション契約の延長を行う場合の販売パートナーの切替について

サブスクリプション契約において、上記ポリシーの「4. 購入元からサポートを受ける権利」に関してサポートを提供する販売パートナーは、当該サブスクリプション契約を購入した販売パートナーとなります。

お客様は、サブスクリプション契約を延長する場合は、延長前のサブスクリプション契約の際の担当販売パートナーから延長権を購入することもできますが、それ以外の別の販売パートナーを選定いただき、その別の販売パートナーからサブスクリプション契約を購入することができます。なお、新たなサブスクリプション契約の締結は、前のサブスクリプション契約の期間が終了する前の時点でも可能です。

 

 

< 1.2 PacketiX VPN を構成するソフトウェア1.4 VPN の動作原理と通信方法>

PacketiX VPN 3.0 オンラインマニュアル バージョン 3.00 (再構築中のバージョン、暫定版)
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